コウイカには、セレンや銅などが含まれています。
コウイカの特徴
コウイカは、ベトナムやマレーシア周辺の中西部太平洋や地中海などの沿岸に広く分布し、海底に生息しているイカで、ハリイカまたはマイカとも呼ばれます。石灰質でできた甲を体内に有するという特徴があります。日本国内での主な産地は東京湾・瀬戸内海・三河湾・九州沿岸などで、釣りの対象としても人気があります。
コウイカは次の手順でさばきます。
- 甲を取り除く。
- 墨袋を破かないようにワタなどの内臓と胴を切り離す。
- ワタや目などを処理し、皮を剥ぐ。
コウイカの肉厚の胴体部分は刺身や寿司ネタとして好まれますが、生食に限らず、煮物・揚げ物・炒め物なども人気のメニューです。また、墨袋が大きいため、これをとっておけばイカスミパスタなどを作ることもできます。刺身は一日程冷蔵庫で寝かせたほうが甘味が出るといわれています。
栄養面では、老化防止に役立つといわれるセレンや、免疫力を高める働きがあるとされる銅が豊富に含まれています。
コウイカの旬は産卵期の冬から春先にかけての時期です。目が黒く、身につやとハリがあり白くなっていないものを選びましょう。冷蔵でも冷凍でも保存が可能ですが、冷蔵の場合、鮮度によっては1〜2日程度しかもちません。
コウイカの人気&簡単レシピ
コウイカの中華塩炒め
コウイカが食べたくて中華塩炒めにしてみました♪コウイカを炒めて一度取り出し、野菜を軽く炒めて戻し入れ、合わせ調味料を入れてもOK。パヤングコーンやスナップえんどうなどのお野菜なども合いますよ。
紋甲イカのキムキャベ炒め
紋甲イカは歯ごたえあるので、キャベツも大きく切り、しっかり噛んで食べるようにしました。少量のみりんで甘みを補いましょう。
もんごういかのゲソのバター焼き
口に残る吸盤を取ると、口あたりよく仕上がります。長く焼きすぎると固くなるので気をつけて。レモンを絞って食べるとさっぱりいただけます♪
紋甲イカのアヒージョ
オイルが多いですが、強火で揚げるのではなく、ゆっくりとオイル煮にします。にんにくは低温からゆっくりと火を入れることで、臭みが和らぎます。唐辛子と塩は、お好みで増減してください。
コウイカの刺身の捌き方
時期に新鮮なコウイカを手に入れることがポイント。あとは良く切れる小ぶりの包丁を準備すること。自分で捌いたおかげで、後造りゲソとイカスミでイカスミパスタ、内臓で塩辛も楽しめます。くれぐれも銀色スミ袋を破らないように!
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コウイカの栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- コウイカ(生)の成分表 可食部100g当たり
-
[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 66kcal 水分 83.4g たんぱく質 14.9g アミノ酸組成によるたんぱく質 10.4g 脂質 0.3g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール 210mg 炭水化物 0.1g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 (0)g 不溶性食物繊維 (0)g < 食物繊維総量 > (0)g 灰分 1.3g ナトリウム 280mg カリウム 220mg カルシウム 17mg マグネシウム 48mg リン 170mg 鉄 0.1mg 亜鉛 1.5mg 銅 0.45mg マンガン 0.02mg ヨウ素 4μg セレン 23μg クロム 0μg モリブデン 0μg ビタミンA(レチノール) 5μg ビタミンA(α-カロテン) Tr ビタミンA(β-カロテン) Tr ビタミンA(β-クリプトキサンチン) – ビタミンA(β-カロテン当量) Tr ビタミンA(レチノール活性当量) 5μg ビタミンB1 0.03mg ビタミンB2 0.05mg ナイアシン(ビタミンB3) 1.3mg ビタミンB6 0.06mg ビタミンB12 1.4μg 葉酸(ビタミンB9) 3μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.52mg ビオチン(ビタミンB7) 1.6μg ビタミンC 1mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 2.2mg ビタミンE(β-トコフェロール) Tr ビタミンE(γ-トコフェロール) Tr ビタミンE(δ-トコフェロール) Tr ビタミンK (0)μg 食塩相当量 0.7g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 35% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: すみいか
廃棄部位: 内臓等 - コウイカ(生)のアミノ酸成分表(1) 可食部100g当たり
-
アミノ酸成分表(1) 単位: /100g 水分 83.4g たんぱく質 14.9g アミノ酸組成によるたんぱく質 10.4g イソロイシン 530mg ロイシン 1000mg リシン(リジン) 1000mg 含硫アミノ酸:メチオニン 350mg 含硫アミノ酸:シスチン 140mg 含硫アミノ酸 <合計> 490mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン 460mg 芳香族アミノ酸:チロシン 410mg 芳香族アミノ酸 <合計> 870mg トレオニン(スレオニン) 540mg トリプトファン 120mg バリン 490mg ヒスチジン 270mg アルギニン 970mg アラニン 680mg アスパラギン酸 1300mg グルタミン酸 1900mg グリシン 580mg プロリン 670mg セリン 570mg ヒドロキシプロリン 90mg アミノ酸組成計 12000mg アンモニア 190mg 剰余アンモニア – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: すみいか
廃棄部位: 内臓等 - コウイカ(生)のアミノ酸成分表(2) 基準窒素1g当たり
-
アミノ酸成分表(2) 単位: /1g イソロイシン 220mg ロイシン 420mg リシン(リジン) 430mg 含硫アミノ酸:メチオニン 150mg 含硫アミノ酸:シスチン 58mg 含硫アミノ酸 <合計> 200mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン 190mg 芳香族アミノ酸:チロシン 170mg 芳香族アミノ酸 <合計> 360mg トレオニン(スレオニン) 230mg トリプトファン 50mg バリン 210mg ヒスチジン 110mg アルギニン 410mg アラニン 290mg アスパラギン酸 530mg グルタミン酸 800mg グリシン 240mg プロリン 280mg セリン 240mg ヒドロキシプロリン 38mg アミノ酸組成計 5100mg アンモニア 78mg 窒素換算係数1 4.35 窒素換算係数2 6.25 () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
窒素換算係数1=アミノ酸組成によるたんぱく質に対する窒素換算係数
窒素換算係数2=基準窒素によるたんぱく質に対する窒素換算係数
<備考>
別名: すみいか
廃棄部位: 内臓等 - コウイカ(生)のアミノ酸成分表(3) アミノ酸組成によるタンパク質1g当たり
-
アミノ酸成分表(3) 単位: /1g イソロイシン 51mg ロイシン 97mg リシン(リジン) 99mg 含硫アミノ酸:メチオニン 33mg 含硫アミノ酸:シスチン 13mg 含硫アミノ酸 <合計> 47mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン 45mg 芳香族アミノ酸:チロシン 39mg 芳香族アミノ酸 <合計> 84mg トレオニン(スレオニン) 52mg トリプトファン 12mg バリン 47mg ヒスチジン 26mg アルギニン 94mg アラニン 65mg アスパラギン酸 120mg グルタミン酸 180mg グリシン 56mg プロリン 64mg セリン 55mg ヒドロキシプロリン 8.7mg アミノ酸組成計 1200mg アンモニア 18mg () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: すみいか
廃棄部位: 内臓等 - コウイカ(生)のアミノ酸成分表(4) (基準窒素による)たんぱく質1g当たり
-
アミノ酸成分表(4) 単位: /1g イソロイシン 36mg ロイシン 67mg リシン(リジン) 69mg 含硫アミノ酸:メチオニン 23mg 含硫アミノ酸:シスチン 9.3mg 含硫アミノ酸 <合計> 33mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン 31mg 芳香族アミノ酸:チロシン 27mg 芳香族アミノ酸 <合計> 58mg トレオニン(スレオニン) 37mg トリプトファン 8.1mg バリン 33mg ヒスチジン 18mg アルギニン 65mg アラニン 46mg アスパラギン酸 85mg グルタミン酸 130mg グリシン 39mg プロリン 45mg セリン 38mg ヒドロキシプロリン 6.0mg アミノ酸組成計 810mg アンモニア 12mg () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: すみいか
廃棄部位: 内臓等