干しカレイ(カレイの干物)には、ビタミンB12やナイアシンなどが含まれています。
干しカレイ(カレイの干物)の特徴
干しカレイとは干したかれいのことをいい、特に京都では「やなぎむしがれい」を生干しした『ささかれい』が有名です。形状が笹に似ていることが名前の由来となっていますが、関東方面ではやなぎかれい、福井県では若狭かれいと呼ばれています。また、むしがれいも干物や一夜干しにしたものがよく知られています。
やなぎむしがれいは、むしがれいに似て柳の葉のようにほっそりしていることが名前の由来となっています。旬は秋から冬で、小さなものは安く、大きなもので抱卵しているものは超高級魚として扱われます。大きいもののほうが断然美味で、皮目のった脂と白身の味わいに加え、卵巣の甘みとコクが楽しめます。
一方のむしがれいは、表側の左右に3対の虫食い状の斑紋があることからこの名がついています。鮮魚で見かけることは少なく、干物として出回ることの多い魚ですが、スーパーや関東の市場などではほとんど見かけません。
また、やなぎむしがれいほど高くはならないものの、干物などの加工品としてはやや高級品となります。薄く細かい鱗で、皮はしっかりしており、骨は柔らかいという特徴があります。旬は秋から冬で、透明感のある白身にはやや水分が多く、うま味は少なめですが、一夜干しにすることで味が濃縮され、独特の風味が生まれます。
干しカレイ(やなぎむしがれい・むしがれい)には、貧血の予防・改善に効果があるといわれるビタミンB12や、皮膚・粘膜の健康維持に役立つとされるナイアシンが豊富に含まれています。
干しカレイの人気&簡単レシピ
魚の干物を食べやすく(かれい)
昔、実家で干物をこんな風に食べていて、こどもの私にも美味しかったのをふと思い出して♪ポイントは何といっても切り込み。酒をなじませると身がふっくらして、臭みも取れ、食べやすくなります。火の通りも若干早まるので、焼きすぎにご注意!
カレイの干物をお洒落に
朝食のイメージがある干物を晩ご飯のおかずにと思って考えました。野菜と共にボリュームたっぷりのおかずが完成!野菜は炒めすぎると水っぽくなるのでサッと仕上げましょう。干物に塩分あるので薄めの味付けで。
干物のガーリックバター焼き
いつもそのまま焼くだけなのを、味に変化をつけたくて。酒をなじませておくと、焼き上がりの香りがアップ♪にんにくが焦げないように、ごく弱火で仕上げてください。
あっさり焼きカレイの野菜ポン酢
野菜をたくさん摂れるように玉ねぎや大葉も乗せたらとても美味しかった♪カレイが焼き上がったら熱いうちに野菜を乗せ、冷めないうちに食べる。それが一番美味しく食べるコツです。
干物カレイの唐揚げ
母のカレイの唐揚げが大好きで、面倒臭そうだけどこどものために頑張るか…と思って母に聞くと、実際は驚くほど簡単! もう惣菜コーナーで買いません。3歳の息子も大好きです。
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干しカレイの栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- 干しかれいの成分表 可食部100g当たり
-
[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 117kcal 水分 74.6g たんぱく質 20.2g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 3.4g トリアシルグリセロール当量 2.5g 飽和脂肪酸 0.73g 一価不飽和脂肪酸 0.85g 多価不飽和脂肪酸 0.85g コレステロール 87mg 炭水化物 Tr 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 (0)g 不溶性食物繊維 (0)g < 食物繊維総量 > (0)g 灰分 1.8g ナトリウム 430mg カリウム 280mg カルシウム 40mg マグネシウム 29mg リン 170mg 鉄 0.1mg 亜鉛 0.4mg 銅 0.01mg マンガン 0.02mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) 2μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) 0μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) 0μg ビタミンA(レチノール活性当量) 2μg ビタミンB1 0.25mg ビタミンB2 0.10mg ナイアシン(ビタミンB3) 5.1mg ビタミンB6 0.11mg ビタミンB12 1.6μg 葉酸(ビタミンB9) 11μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.71mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 1mg ビタミンD 1.0μg ビタミンE(α-トコフェロール) 2.3mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK (0)μg 食塩相当量 1.1g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 40% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
試料(原材料): やなぎむしがれい及びむしがれい(生干しひと塩品)
廃棄部位: 頭部、骨、ひれ等 - 干しかれいの脂肪酸成分表(1) 可食部100g当たり
-
脂肪酸成分表(1) 単位: /100g 水分 74.6g 脂質 3.4g トリアシルグリセロール当量 2.5g 脂肪酸総量 2.43g 飽和脂肪酸 0.73g 一価不飽和脂肪酸 0.85g 多価不飽和脂肪酸 0.85g n-3系多価不飽和脂肪酸 0.73g n-6系多価不飽和脂肪酸 0.09g (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0mg (12:0) ラウリン酸 2mg (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 100mg (15:0) ペンタデカン酸 18mg (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 470mg (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 18mg (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 110mg (20:0) アラキジン酸 7mg (22:0) ベヘン酸 4mg (24:0) リグノセリン酸 2mg (10:1) デセン酸 0mg (14:1) ミリストレイン酸 3mg (15:1) ペンタデセン酸 0mg (16:1) パルミトレイン酸 220mg (17:1) ヘプタデセン酸 14mg (18:1) <計> 400mg (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 140mg (22:1) ドコセン酸 65mg (24:1) テトラコセン酸 13mg (16:2) ヘキサデカジエン酸 10mg (16:3) ヘキサデカトリエン酸 6mg (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 7mg (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 17mg (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 8mg (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 2mg (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 13mg (20:2) n-6 イコサジエン酸 14mg (20:3) n-6 イコサトリエン酸 2mg (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 8mg (20:4) n-6 アラキドン酸 48mg (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 310mg (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 14mg (22:2) ドコサジエン酸 0mg (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0mg (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 98mg (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 10mg (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 280mg 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
試料(原材料): やなぎむしがれい及びむしがれい(生干しひと塩品)
廃棄部位: 頭部、骨、ひれ等 - 干しかれいの脂肪酸成分表(2) 脂肪酸100g当たりの脂肪酸組成表
-
脂肪酸成分表(2) 単位: g/100g 脂肪酸総量 脂肪酸総量 714 飽和脂肪酸 215 一価不飽和脂肪酸 250 多価不飽和脂肪酸 250 n-3系多価不飽和脂肪酸 216 n-6系多価不飽和脂肪酸 27 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0 (12:0) ラウリン酸 0.1 (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 4.2 (15:0) ペンタデカン酸 0.7 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 19.4 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 0.7 (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 4.5 (20:0) アラキジン酸 0.3 (22:0) ベヘン酸 0.1 (24:0) リグノセリン酸 0.1 (10:1) デセン酸 0 (14:1) ミリストレイン酸 0.1 (15:1) ペンタデセン酸 0 (16:1) パルミトレイン酸 9.0 (17:1) ヘプタデセン酸 0.6 (18:1) <計> 16.4 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 5.6 (22:1) ドコセン酸 2.7 (24:1) テトラコセン酸 0.5 (16:2) ヘキサデカジエン酸 0.4 (16:3) ヘキサデカトリエン酸 0.2 (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0.3 (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6リノール酸 0.7 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 0.3 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 0.1 (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 0.5 (20:2) n-6 イコサジエン酸 0.6 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 0.1 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 0.3 (20:4) n-6 アラキドン酸 2.0 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 12.8 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 0.6 (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0 (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 4.0 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 0.4 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 11.5 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
試料(原材料): やなぎむしがれい及びむしがれい(生干しひと塩品)
廃棄部位: 頭部、骨、ひれ等 - 干しかれいの脂肪酸成分表(3) 脂質1g当たり
-
脂肪酸成分表(3) 単位: mg/g 脂質 脂肪酸総量 714 飽和脂肪酸 215 一価不飽和脂肪酸 250 多価不飽和脂肪酸 250 n-3系多価不飽和脂肪酸 216 n-6系多価不飽和脂肪酸 27 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0 (12:0) ラウリン酸 1 (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 30 (15:0) ペンタデカン酸 5 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 138 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 5 (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 32 (20:0) アラキジン酸 2 (22:0) ベヘン酸 1 (24:0) リグノセリン酸 1 (10:1) デセン酸 0 (14:1) ミリストレイン酸 1 (15:1) ペンタデセン酸 0 (16:1) パルミトレイン酸 64 (17:1) ヘプタデセン酸 4 (18:1) <計> 117 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 40 (22:1) ドコセン酸 19 (24:1) テトラコセン酸 4 (16:2) ヘキサデカジエン酸 3 (16:3) ヘキサデカトリエン酸 2 (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 2 (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 5 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 2 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 1 (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 4 (20:2) n-6 イコサジエン酸 4 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 1 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 2 (20:4) n-6 アラキドン酸 14 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 92 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 4 (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0 (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 29 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 3 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 82 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
試料(原材料): やなぎむしがれい及びむしがれい(生干しひと塩品)
廃棄部位: 頭部、骨、ひれ等