原則として、サプリメントは年齢に関係なく、子どもから大人、妊産婦、高齢者にいたるすべての人が安全に利用できるもので、実際、アメリカでは、小児向けのマルチビタミンやマルチミネラルなどのサプリメントが一般的になっています。
そこで、年代別のサプリメントの適切な利用方法をご紹介します。
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子ども
小児向けのマルチビタミン、マルチミネラル、必須脂肪酸の一種である魚油のDHA・EPAも有用です。
一般に、子どもに用いるサプリメントの量は体重から比例計算して求めます。成人体重を60〜70kgとして子どもの体重が30〜35kgなら、成人の半分の量とします。
若い女性
一般的に鉄とカルシウムが不足しています。また、膀胱炎・尿路感染症予防にはクランベリーが有効です。
女性ホルモン様物質を含むサプリメントもありますが、妊娠中は避けましょう。
中年(働き盛りの世代)
高麗人参・エゾウコギ・インド人参・マカ・冬虫夏草など、滋養強壮や疲労回復効果のある成分を含むサプリメントが有用です。また、生活習慣病を予防するサプリメント、ガンを予防する成分を含むサプリメントの摂取が必要となってきます。
高齢者
50歳を超えると、男性は前立腺肥大症による排尿トラブルが増えてくるので、予防にノコギリヤシなどのサプリメントが有用です。
骨粗鬆症になりやすい高齢女性は、カルシウムが必要となります。
また、視力低下防止には、ほうれん草などに含まれるルテイン(若年者はブルーベリー)がおすすめです。
食事だけでは足りない栄養素はサプリメントで
必要な栄養素は食事から摂るのがベストですが、実際は難しいものですよね。バランスのよい食事だけでは十分に摂れない栄養素は、サプリメントの力を借りて補給しましょう。