全ての細胞膜に存在する中でも、心臓、肝臓、卵巣、精巣に多く含まれているコエンザイムQ10は、人間が生きていく上で欠かせない物質。エネルギー生産において、重要な役割を担っています。
コエンザイムQ10の効果は?
広く知られているのは、アンチエイジング効果。これは、コエンザイムQ10にコラーゲンを作り出す皮膚の細胞を活性化する働きがあるためです。また、肌のターンオーバーを正常に戻す効果があり、アンチエイジングのためのサプリメントや化粧品などによく用いられています。
コエンザイムQ10にはエネルギーを作り出す働きがあり、疲労回復に効果的だとされています。エネルギーが効率よく生成されることで、若々しさの維持にも役立ちます。他にも、心筋梗塞、心不全、狭心症、糖尿病などの改善・予防にも役立つと言われています。
コエンザイムQ10を含む食材
主に、イワシやサバなどの青魚、牛肉や豚肉、ナッツ類に多く含まれています。しかし、推奨されている1日あたりの摂取量目安100mgを食事から摂取しようとすると、イワシだと26匹も食べなければなりません。そのため、コエンザイムQ10の補給には、サプリメントの利用も勧められています。
コエンザイムQ10を摂取できる栄養レシピ
イワシの蒲焼き
濃い目の甘辛さに白いご飯が進みます。
■材料
いわし … 4尾
小麦粉 … 大さじ4
オリーブオイル … 大さじ2
砂糖・醤油 … 各大さじ2
水 … 大さじ1
白炒りごま … 少々
■作り方
1.イワシを開く。最初に頭をとり、指でハラワタと骨を取り除き、軽く水洗いする。両面に小麦粉をまぶす。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、下ごしらえをしたイワシを両面こんがり焼く。
3.焦げ目がついたら火を止め、砂糖・醤油・水を合わせて加え、素早くイワシとよく絡ませる。焦げ付かないように手早く。
4.お皿に盛り、白ごまを振って完成。
イワシの簡単やわらか梅煮
梅干しと一緒に煮ることでイワシの臭みが消え、スッキリを仕上がります。コトコト柔らかく煮て骨まで食べたいので、小さめのイワシを選んで。
■材料
イワシ … 小8尾
梅干し … 3〜4個
○酒 1/2カップ
○砂糖 … 大さじ2+1/2
○醤油 … 大さじ3
○みりん … 大さじ1強
○水 … 1カップ
■作り方
1.イワシのウロコ、頭、ハラワタを取り除き、水洗いする。
2.フライパンに○の材料を全て入れ、ちぎった梅干しも加えて煮立てる。
3.2のフライパンに下ごしらえをしたイワシを重ならないように入れ、落し蓋をして中〜弱火でコトコト煮る。
4.煮汁の量が少なくなって適度にとろみがつき、好みの濃さになったら完成。
コエンザイムQ10を含むサプリメント
DHC「コエンザイムQ10 包接体・還元型」
DHC コエンザイムQ10 包接体 60日分 120粒
若々しさやスタミナを保ちたい働きざかりの方は包接体タイプ、年齢による不調が気になる50歳以上の方は還元型タイプ。2つの種類から選べます。
カネカ「還元型コエンザイムQ10」
還元型コエンザイムQ10(カネカQH)
1粒に還元型コエンザイムQ10を100mg配合。コエンザイムQ10が体内でそのまま利用されるので、変換力の低下した中高年の方にもおすすめです。