アピオールはパセリの香り成分です。
独特の強い香りと抗菌作用を持つアピオールの栄養効果として、口臭予防、食中毒予防、消化促進、がん抑制などが期待できます。
アピオールの効能
セロリやパセリの種子、パセリの精油に含まれる有機化合物のアピオールは、その独特の香りで口臭予防に役立ちます。また、抗菌作用があるので食中毒予防に役立ちます。
さらに胃の働きを活発にするので、消化促進にも有効です。他には、脂質の酸化を抑制して細胞を若返えさせるのでがんの発生やがん細胞の増殖を抑える作用が期待できます。また、発汗や利尿を促し、保湿作用にも優れています。
医学においては、アピオールは月経不順の治療に用いられていますが、刺激物でもあるため、多量の摂取においては吐き気を催したり、肝臓や腎臓に悪影響を及ぼします。
妊婦は注意
アピオールは月経不順の治療に使われる反面、昔は妊娠の抑制や妊娠中絶に利用されていました。少量の摂取であれば、比較的安全な中絶ができ、また、月経不順を改善するという意見もありますが、不妊治療をしている方や妊婦の方は、摂取に注意が必要な成分と言えるでしょう。
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