牛肉には、主にアメリカで生産されるトウモロコシなどの穀物飼料で育った牛の牛肉と、主にオーストラリアやニュージーランドで生産される牧草などで育った牛肉があります。
トウモロコシなどの穀物飼料で育った牛は、グレインフェッド牛と呼ばれ、牧草で育った牛はグラスフェッド牛と呼ばれます。
グレインフェッド牛の方がグラスフェッド牛より脂身が多くなっています。
医療研究や治療で最も高い評価のあるアメリカのメイヨークリニックによると、オーストラリアやニュージーランドで主に生産される牧草飼育のオージービーフの方が、他の牛よりもオメガ3脂肪酸やビタミンEなどの抗酸化物質などを豊富に含んでいるそうです。
さらにミネラルの亜鉛、鉄、ビタミンBも豊富なので、コレステロール低下や動脈硬化予防、心筋梗塞予防などの効果が期待できます。
健康志向の強い人は、肉食をすることを嫌いますが、この飽食の時代に肉食不足による「新型栄養失調」の症状を示す人が増えています。
また、バランスの良い食事をする中で肉食を取り入れている人の方が長生きするとも最近よく言われています。牛肉を食べるなら、オージービーフがお勧めです。