あずき茶は焙煎した小豆を煎じて作った飲み物です。
あずき茶を大別すると、原料の小豆を焙煎・粉砕し熱湯で煮出して飲むものと、あんこを作る過程で発生する小豆の煮汁をあずき茶と称するものの2種類があります。
前者は豆っぽさが少なく芳しい香りであるものの小豆の風味がやや劣るのに対し、後者は小豆の風味が強いものの豆っぽいえぐみが残るという特徴があります。
あずき茶に期待できる効果・効能
小豆には食物繊維やサポニン、ポリフェノールなどの栄養素が含まれており、利尿作用によるむくみの解消や母乳の分泌促進、便秘の解消やダイエットによいといわれているほか、骨粗鬆症の予防・改善にも効果があるといわれています。
あずき茶の効果的な淹れ方・飲み方
- 鍋に炒った小豆50gと水1リットルを入れ沸騰させます。
- 沸騰したらさらに弱火で15分ほど煮詰めて火を止めて完成です。
火を止めた際に小豆をそのままにすると、小豆の成分がさらに抽出されます。また、一日数回に分けて飲むことで体に浸透しやすくなります。
小豆は江戸時代から民間療法のひとつとして利用されてきた食品です。また、あずき茶の原材料はこの小豆のみのためゼロカロリーでカフェインも含まれていないので、妊娠中の方や授乳中の方、子どもや年配の方でも安心して飲むことができるというのも魅力ですね。