麦茶には、ピラジン、ギャバ、Pクマル酸が含まれています。
麦茶の効能
麦茶は大麦の種子を煎じて作られるお茶で、その歴史は古く、平安時代から貴族に愛飲されていたといわれています。
そんな麦茶には、現代人にもうれしい次のような効能があると考えられています。
胃の粘膜を守る
ヒトの胃では、胃液で壁が溶けないように細胞が活発に働いていますが、ストレスや疲労が体に蓄積するとそのコントロールがきかなくなり、胃を溶かしてしまいます。これを胃潰瘍といいます。麦茶にはこの胃の粘膜を守る働きがあります。
血行促進
血流をよくする成分であるピラジンが冷え性を改善するほか、血圧を下げる働きのあるギャバが高血圧を予防します。
抗酸化作用
Pクマル酸の活性酸素を撃退する働きにより、肥満・糖尿病・高血圧・脳卒中などの生活習慣病を予防することができるといわれています。
熱中症対策
東洋医学でも、麦茶の原料の大麦には体を冷やす効果があると昔から伝えられています。つまり、暑い夏に冷たい麦茶を飲むのは上がった体温を下げるためで、実に理にかなっているのです。このため、熱中症対策に有効とされています。
虫歯予防
麦茶には、バクテリアなどの微生物や菌類などの生成や固着を予防する働きがあるため、虫歯の原因となるミュータンス菌の生成を妨げ、虫歯を防ぐことができると考えられています。
麦茶の人気&簡単レシピ
たっぷり麦茶
吹きこぼれを防ぐため、フタを取ってから沸騰するのを待ちましょう。沸騰したらフタをしてしっかり蒸らすので、1リットル分でもしっかりコクが出ます。
麦茶でわらび餅
コツはとにかくよく混ぜること。冷蔵庫に入れておくと白濁して硬くなってしまうので、食べ切れる分だけ作りましょう。麦茶の代わりに十六茶でも美味しくできるようですよ。
麦茶燻製で自家製ベーコン
ナツメグとシナモンが味の決め手になるようですが、スパイスの分量は適当で大丈夫。ぜひオリジナルの調合で。乾燥時間30分・燻製終わって熱いうちに食べるなど、手順もおおよそでOKです。
麦茶ゼリー
麦茶の濃さや甘さはお好みで調整してください。大量に食べるのはちょっとキツイと思うので、程々にしておきましょう。多めに作るときは、普通の生クリームの方が早くできます。
麦茶ラテ
まさかの麦茶とミルクのコラボ!大好きな黒みつでアレンジ。おいしく仕上げるコツは、麦茶は濃い目に入れること。コクが全然違います。黒蜜がなければ砂糖でも美味しいですよ。