美容・健康によいということで今話題のアーモンド。ナッツ類には油脂分が多いため、ニキビや肥満のもとと敬遠されがちですが、食べる量や食べ方次第で大きな効果が得られます。そんなアーモンドにはどんな効果・効能があるのでしょうか?
アンチエイジング効果
ナッツ類全般に含まれるビタミンEは、老化のスピードを遅らせて若さを保つ働きがあります。優れた抗酸化作用を持ち、過酸化脂質などの酸化物質による細胞のダメージや老化を防ぎます。アーモンドは、このビタミンEの含有量が他のナッツに比べダントツで多いのが特徴です。
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デトックス・ダイエット効果
脂肪を摂取すると体内でリパーゼという酵素が脂肪酸とグリセリンに分かれて腸で吸収されます。アーモンドにはこのリパーゼの働きを弱める作用があり、これによって脂肪分が分解されにくくなり、体内での吸収が抑えられます。さらに、豊富な不溶性食物繊維で腸内環境を整え、有害物質や余分な脂肪を抑制・排出します。
便秘解消効果
アーモンドには食物繊維が100g中約10.4gも含まれており、これはごぼうの2倍、さつまいもの4倍に相当します。食物繊維には、腸内環境を整え、有害物質やコレステロールなどを便と一緒に排出する働きがあります。
最も効果的な摂取量は?
ただし、これらの効果をうまく出すには、食べ方や摂取量を守る必要があります。アーモンドの1日の摂取量は1日25g(約25個)とされ、これ以上食べてもダイエットやデトックスにはならず、むしろ太るといわれています。食塩添加のものではなく、素焼きアーモンドや加工前の生のアーモンドを選ぶことも大切です。
食べすぎは逆効果!
アーモンドの食べすぎは逆に便秘につながります。不溶性食物繊維は適量以上を摂取すると詰まりやすくなるので注意しましょう。