ゴーヤには、ビタミンCやビタミンB1、カロテン、カリウムが含まれています。
ゴーヤ(にがうり)の効能
ゴーヤはとりわけビタミンCの含有量が多く、きゅうりの約5倍も含まれています。このゴーヤのビタミンCは加熱調理をしても壊れにくいことで注目されています。ビタミンCは血管や皮膚、骨、粘膜などの組織を強化し、肌をみずみずしく保つ効果が期待できます。
ビタミンCは強力な抗酸化作用を持っており、ガンの発生を抑制し、免疫力を高める働きもあります。ゴーヤの苦味の主成分であるモモデルシンとククルビタシンにも抗酸化作用があるので、ダブルの抗酸化作用で美肌や老化防止をサポートします。
また、ビタミンCの働きを活発にするカロテンも豊富なので、ビタミンCが有効に働き、夏バテや疲労を防ぐ効果があります。炒め物にするときは、素早く火を通すと栄養の損失を抑えることができ、カロテンの吸収率もアップします。
糖質をエネルギーに変換するのに不可欠なビタミンB1や、糖質の吸収をゆるやかにする食物繊維も含んでいるので、疲労回復や糖尿病予防にも役立ちます。
ゴーヤの人気&簡単レシピ
ゴーヤは別名、「にがうり」「つるれいし」と呼ばれます。
ウリ科のゴーヤの旬は、6月から8月。主な産地は、沖縄や宮崎です。
ゴーヤの選び方は、鮮やかな濃い緑色で、太くて端の部分は細くとがっていて、表面のイボがプリプリとして、つぶれていないものが良いでしょう。
保存方法は、水気を拭きとってから紙に包んで袋に入れ、冷え過ぎないよう野菜室に入れましょう。酸化しやすいので、切ったものは使いきるようにします。
ゴーヤの主な調理法は、浸し物、和え物、炒め物(ゴーヤチャンプル)、ジュースなどです。
ゴーヤ独特の苦味成分には食欲増進の効果がありますが、苦手な場合はワタをきれいに取り、薄切りにして塩もみすると食べやすくなります。