ビール酵母は、ビールの製造工程でできる総合栄養食品です。
ビール酵母の栄養効果として、高血圧予防、疲労回復、便秘解消、骨粗鬆症予防、ダイエットなどが期待できます。
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ビール酵母の効能
ビール酵母には、タンパク質・食物繊維・ビタミンB群・ミネラル・核酸などたくさんの栄養素が含まれており、なかでも栄養素の50%を占めるタンパク質は、人体に必要な必須アミノ酸をすべて含んでいます。
また、豊富に含まれるビタミンB群は、エネルギー供給や新陳代謝を助け、疲労回復にも作用します。体の免疫力が高まるため、病気の予防にも効果的です。ミネラル類にはカルシウム・リン・鉄・カリウム・マグネシウムなどが含まれていますが、なかでもカリウムの含有量が多く、塩分を一定に保って血圧上昇を防ぐ働きがあります。
さらに、これら以外にも、要注目の成分として、グルタチオン・β-D-グルカン・エルゴステロールなどが含まれています。グルタチオンには抗酸化作用があり、細胞が酸化することによって起こる肌の老化現象などを予防するのに役立ちます。β-D-グルカンは、体内に侵入した異物を破壊するマクロファージやナチュラルキラー細胞を活性化させるため、免疫機能がアップします。
また、β-D-グルカン以外の食物繊維も豊富に含まれているので、腸の調子を整えて便秘を解消する効果もあります。
最近では、ヨーグルトに粉末のビール酵母を混ぜて食べるのが注目されていますが、これは、低カロリーでありながら、ヨーグルトだけでは足りないビタミン類やミネラルを補給できるだけでなく、ビール酵母に含まれる食物繊維がお腹のなかで膨らみ、空腹感が抑えられるという点がダイエットに効果的だからだと考えられています。
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