不眠で悩んでいる人は意外と多いものです。
そこで、眠りを妨げる原因となる行動や物質、そして改善方法についてご説明していきたいと思います。
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カフェイン・塩分・脂肪分
睡眠を妨げるものとしてよく知られているカフェインには、「眠っていない状態」を重くする効果があるので、カフェインを多く含むドリンク類を飲むのは、就寝時間の2時間くらい前までにしておきましょう。
また、塩分の多いものも睡眠を妨げます。塩分が血中塩分濃度を上げるため、のどが渇いたり、水分を摂りすぎて途中で目覚めたりする原因になるのです。
そのほか、脂肪分の多い食事も、消化に時間がかかって長時間胃腸が活動してしまい、睡眠が浅くなります。
お酒はいいのか、悪いのか?
お酒は眠りを誘う反面、肝臓でアルコールを分解するために眠りが浅くなります。また、のどが渇いたり、トイレに行きたくなって目覚めたりすることもあります。
しかも、アルコールに体が慣れてお酒に強くなり、少量では眠気を感じなくなることもあります。これによりお酒の量が増えると、別の健康上の問題を起こすこともあるので要注意です。
ホットミルクがすすめられる理由とは?
快眠には、自律神経のリラックスと体の内部が温まっていることが不可欠といわれますが、この2つを同時に満たせるのが温かい飲み物です。
安眠にホットミルクがいいといわれるのには、2つの理由があります。1つは温かいこと、もう1つは牛乳に含まれる成分です。牛乳には神経鎮静効果のあるカルシウムが豊富で、なおかつ睡眠を促す物質の材料であるトリプトファンが多いのです。
成分より温かさによる効果のほうが高い?
しかし、各種成分よりも温かさによる効果のほうが格段に高いとも考えられています。これは、栄養素による効果が飲んですぐ得られるわけではないのに対し、飲み物の温かさは体を温める即効性が高いからです。その点では、お茶やホットココアなどでも有効といえます。