カモミールとはギリシャ語で「大地のリンゴ」を意味し、その名の通り、リンゴのような甘くやさしい香りが特徴の植物です。
4千年以上前のバビロニアではすでに薬草として用いられていたといわれ、ヨーロッパで最も歴史のある民間薬とされています。
カモミールには、次のような効果が期待できるといわれています。
リラックス効果
ハーブやアロマの分野でカモミールといえば、神経を鎮めてリラックス効果を与える薬草として有名です。そのため、カモミールティーを仕事の後のリラックスタイムやバスタイムの前などに飲むと疲労の回復も早まると考えられています。
また、神経を鎮めることで安眠効果も得られるといわれているので、睡眠不足を感じているときは就寝前に1杯飲んでみるのもおすすめです。
風邪の初期症状や月経痛の緩和
カモミールティーには体を温める作用があるといわれているので、ヨーロッパでは子どもの風邪対策としても利用されています。また、体を温めることで月経痛など女性特有の悩みを緩和することもできると考えられています。
口臭予防・がん予防・老化防止・アレルギー症状の緩和
カモミールティーに含まれるアズレンには消化器系の炎症を抑える強い効果があり、歯肉炎や口臭の予防に有効であると考えられています。
また、アピゲニンという成分には抗酸化作用があり、がん予防・老化防止・アレルギー症状の緩和にも効果を発揮するといわれています。
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カモミールにはマザーリーフという別名がありますが、その名の通り、母親のように体と心に優しいハーブと言えそうです。
カモミールティーはいわゆる普通のお茶とは異なるため、最初はラベンダーのような強めの香りに違和感を感じるかもしれませんが、慣れてくればよい香りと感じ、心身が癒やされるのを実感できるようになるでしょう。
最近疲れているかもと感じている方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。