チーズは、牛・羊・ヤギ・水牛といった動物の乳の栄養成分を濃縮した形で含む、実に栄養価の高い食品です。
[スポンサーリンク]
チーズはこんなにも栄養豊富
チーズは主にタンパク質・脂質が豊富ですが、そのほか、ビタミンAは牛乳の約10倍、カルシウム・ビタミンB2は約5倍と、これらの栄養素も充実しています。牛乳より消化がよく、製造過程で乳糖の大半が分解されるため、牛乳を飲むとおなかの調子が悪くなるという人も安心して食べられるというメリットもあります。
また、ワインなどの飲みすぎによる肝機能の過労をやわらげる必須アミノ酸のメチオニンが豊富なので、酒のつまみにも最適です。
より効果的な摂り方は?
チーズはビタミンDの豊富な食品を組み合わせて調理すると、チーズに豊富なカルシウムがより効率よく摂取できます。
また、ビタミンCやビタミンEの豊富な食品と一緒に摂ると、チーズのビタミンAとの相乗効果で、ガンや動脈硬化の予防効果がアップします。
健康上の効果はナチュラルチーズのほうが高い
チーズは、ナチュラルチーズとプロセスチーズの2種類に大別できますが、整腸・便秘予防などの効果はナチュラルチーズのほうが高いといわれます。これは、ナチュラルチーズは乳酸菌や酵素が生きたまま含まれているからです。
一方、加熱によって乳酸菌や酵素の働きが止まるプロセスチーズには、風味などが安定し、保存性が高くなるというメリットがあります。
肥満や生活習慣病が気になる人はカッテージチーズを
栄養たっぷりのチーズですが、牛乳の約6倍のエネルギーがあり、飽和脂肪酸や塩分も多く含まれているので、肥満や生活習慣病が気になる人や健康的にやせたい人は、高タンパク・低脂肪・低カロリーのカッテージチーズなどを利用するほうがいいかもしれません。