菊には、カリウムや食物繊維、ビタミンCが含まれています。
菊の効能
菊の主成分はタンパク質で栄養価はさほど高くありませんが、昔から目の疲れに効くといわれているほか、香り成分が食欲を高めて胃腸の働きをよくしたり、頭痛・生理痛を軽減させたりする効果もあるとされています。
また、次のような成分・効能もあると考えられています。
トリテルペン類・トリテルペンアルコール類
- 鎮痛作用
- 抗炎症作用
食物繊維
- 腸内の善玉菌の増殖を促すことによって便の量を増やし、腸内環境を整える
- コレステロールや老廃物を排出し、動脈硬化・糖尿病などの生活習慣病やがんを予防
- 胆汁酸の分泌・産生を促してコレステロール値を低下
菊は、花びらの色が鮮やかでみずみずしいものを選びましょう。裏側のガクが緑色であるものほど新鮮です。
水分を含ませたキッチンペーパーなどに包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すれば4日くらいは持ちますが、香りや色の鮮やかさは失われてしまいます。塩漬けや酢漬けにすれば長期保存が可能です。
菊の人気&簡単レシピ
菊の花の下処理・おひたし
食用菊の下処理法を写真付きで細かく説明。生のままだと傷みやすい食用菊は、下処理を済ませてから保存しておいた方が安心です。火を通すときのコツから、簡単においしく食べられる方法も♪
菊の花入り酢の物(きゅうりとわかめ)
きゅうりとわかめの定番酢のものに、黄色が鮮やかな食用菊を加えて彩りプラス。さらに食用菊にはビタミンやミネラルなどが豊富に含まれているので、栄養価もグンとアップ!いつもの酢のものが、おもてなしにも喜ばれる仕上がりに。
菊の酢の物
抗酸化作用があるビタミンB群が豊富な菊の花の歯ごたえと香りを楽しめる一品。今までお湯で茹でるのが当たり前だと思っていた方、ぜひお試しください。ふっくらしながらシャキッと仕上げるコツは、茹で上がってからの一手間にあり!
菊とえのきの和え物
季節感あふれる簡単和えもの。白と黄色のコントラストが目にもキレイな一品です。茹でるときにはちょっと頭を使って、時間を少しでも節約しましょう。最後にパラリと振りかける胡麻の香りもおいしさのポイントです。
菊の栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- 菊(花びら・生)の成分表 可食部100g当たり
-
[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 27kcal 水分 91.5g たんぱく質 1.4g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 6.5g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 0.8g 不溶性食物繊維 2.6g < 食物繊維総量 > 3.4g 灰分 0.6g ナトリウム 2mg カリウム 280mg カルシウム 22mg マグネシウム 12mg リン 28mg 鉄 0.7mg 亜鉛 0.3mg 銅 0.04mg マンガン 0.36mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) 67μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) 67μg ビタミンA(レチノール活性当量) 6μg ビタミンB1 0.10mg ビタミンB2 0.11mg ナイアシン(ビタミンB3) 0.5mg ビタミンB6 0.08mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 73μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.20mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 11mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 4.6mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0.1mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0.3mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK 11μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン Tr テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 15% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: 食用ぎく、料理ぎく
廃棄部位: 花床
菊(花びら・ゆで)の食品成分
- 菊(花びら・ゆで)の成分表 可食部100g当たり
-
[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 23kcal 水分 92.9g たんぱく質 1.0g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 5.7g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 0.8g 不溶性食物繊維 2.1g < 食物繊維総量 > 2.9g 灰分 0.4g ナトリウム 1mg カリウム 140mg カルシウム 16mg マグネシウム 9mg リン 20mg 鉄 0.5mg 亜鉛 0.2mg 銅 0.04mg マンガン 0.24mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) 61μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) 61μg ビタミンA(レチノール活性当量) 5μg ビタミンB1 0.06mg ビタミンB2 0.07mg ナイアシン(ビタミンB3) 0.2mg ビタミンB6 0.04mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 40μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.15mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 5mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 4.1mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0.1mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0.3mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK 10μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン Tr テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 96% 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: 食用ぎく、料理ぎく
花床を除いたもの
ゆでた後水冷し、手搾りしたもの
菊(菊のり)の食品成分
- 菊(菊のり)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 292kcal 水分 9.5g たんぱく質 11.6g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0.2g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 73.5g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 8.2g 不溶性食物繊維 21.4g < 食物繊維総量 > 29.6g 灰分 5.2g ナトリウム 14mg カリウム 2500mg カルシウム 160mg マグネシウム 140mg リン 250mg 鉄 11.0mg 亜鉛 2.2mg 銅 0.62mg マンガン 1.34mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) 180μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) 180μg ビタミンA(レチノール活性当量) 15μg ビタミンB1 0.73mg ビタミンB2 0.89mg ナイアシン(ビタミンB3) 3.8mg ビタミンB6 0.69mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 370μg パントテン酸(ビタミンB5) 1.50mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 10mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 25.0mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0.5mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0.6mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0.1mg ビタミンK 62μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン Tr テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: 乾燥食用ぎく