冬野菜の代表的存在である白菜は、鍋物や漬物などで日本人の食生活にすっかり定着している野菜ですが、ルーツは中国で、薬膳では体を冷やす野菜とされています。
白菜はこんなにも美容と健康に有効
白菜はアブラナ科の野菜で、栄養面では水分が96%、ほかにビタミンC・カルシウム・カリウム・鉄・インドール化合物などを含んでいます。
特に、ビタミンCは細胞間の結合組織が作られるのに不可欠で、肌のたるみを防ぐコラーゲンもビタミンCなくしては何の役にも立たないほどです。
また、カルシウムは集中力を高めてイライラを防ぎ、カリウムは余分なナトリウムを排泄して高血圧を防ぎます。鉄は貧血防止に効果的です。
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相性のいいなすは動脈硬化予防にも効果的
この白菜には、同様に薬膳で体を冷やすとされているなすとの食べ合わせがおすすめです。
なすはナス科の野菜で、日本で古くから栽培されており、特に春から夏にかけて美味な食材です。糖質が主で栄養素の含有量はわずかですが、皮の部分のナスニンには、細胞の酸化を防ぐことで若さを保ち、血管をきれいにして動脈硬化を防ぐ働きがあります。
漬物は手作りならより健康的に
白菜となすなら、即席漬けや一夜漬けにするのが最も手軽です。しかも、野菜を生で食べることができるので、野菜に含まれるビタミン・ミネラル・酵素をほとんど損なうことがありません。漬物というと塩分が気になってつい敬遠してしまいがちですが、手作りだと、市販のものとは違って塩分を自由に調節できるので、健康的にいただけます。
白菜となすがもたらすその他の効果とは?
この食べ合わせには、熱でほてった体を冷やすだけでなく、
- 肌の若さを保つ
- 血管をきれいにする
- ガンや糖尿病を予防する
といった効果もあります。