マンゴーはウルシ科の常緑高木で、インドからインドシナ半島周辺が原産地といわれています。日本では露地栽培で果実を実らせることが困難なため、主にビニールハウスで栽培されています。
マンゴーの栄養成分
マンゴーには良質のビタミンA(レチノール)が含まれています。
果肉の濃いオレンジはβカロテンの色です。βカロテンには細胞の老化を抑える抗酸化作用があるため、肌を美しく保つことができ、ガン予防効果も期待できます。
また、造血作用・貧血予防・母乳の出をよくするなどの効果のある葉酸や、ナトリウムの排出を促進し、高血圧・動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞などの予防に作用するカリウムも多く含まれています。
食物繊維も多いので、腸の働きを整え、便秘改善にも役立ちます。
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保存方法と食べごろの見極め方
果肉が固く未熟なマンゴーは、常温の涼しい場所で追熟させましょう。
完熟したものはポリ袋に入れて野菜室で保存し、できれば食べる2〜3時間前に冷やすのがおすすめです。
品種にもよりますが、基本的には収穫後7日前後が食べごろです。独特の甘い香りが強くなり、表皮の紅が濃くなって、果実の先の部分が薄緑から黄色味を帯びてきます。指先で軽く押してやわらかさを感じれば食べごろのサインです。
マンゴーの切り分け方
マンゴーは真ん中に扁平で大きな種があり、繊維質が多いので、果実の真ん中から1cm程度中心を避け、縦に3つに切り分けます。
きれいに食べるには?
食べるときは、そのままスプーンですくって食べてもいいですし、切り離した皮を切らないように果肉と皮の間にさいの目の包丁を入れ、身を起こすようにしてスプーンで果肉を外して食べてもOKです。皮をむいてそぎ切りにしてもかまいません。