チダイ(血鯛)には、EPAやDHA、ビタミンC・Eが含まれています。
チダイの栄養効果
チダイはスズキ目タイ科チダイ属の魚で、日本各地の沿岸で普通に見られます。旬は晩春から夏にかけてですが、市場では年間を通して出回っており、タイの仲間ではマダイの次に高評価を得ています。刺身・マリネ・酢じめ・塩焼き・煮物・揚物・汁物・ムニエルなどさまざまな料理に利用されます。
チダイはまとまって獲れるため、かつては折り詰めの焼き物などに多用されていましたが、最近ではチダイの焼き物が高価なものとなり、海外などから代用のタイが輸入されています。また、幼魚と成魚では利用法が異なるため、加工品原料になることもあります。
チダイはEPAやDHA、ビタミンC・Eを含んでいるため、アレルギー症状の緩和・改善、記憶力・学習能力の向上、抗酸化作用、免疫力強化に効果を発揮します。
チダイのおすすめレシピ
チダイの煮付け
生姜は後半に加えてください。みりんとしょうゆを加え、照りよく煮詰めましょう。
チダイの酒蒸し
焼くとパサパサ、冷めるとさらにパッサパサが嫌で一工夫。フライパンのお湯が無くならないよう気をつけて、時々フタを開けて確認してください。
チダイのオーブン焼き
オーブンにポイッとおまかせ!うろこと内臓はスーパーで処理してもらうと楽ちんです。野菜はプチトマト、アスパラガス、たまねぎなど。キノコ類もおすすめ♪
チダイ塩焼きミョウガパセリの混ぜご飯
新鮮な海の幸と香味野菜をなるべくシンプルに!色合い見栄えも「緑」が入るときれいに見えます。ごま油と塩胡椒はほんの気持ち程度でOK。晩酌後のさっぱりミョウガと塩焼きが食をそそります。
チダイの土鍋パエリア
お好みでレモン汁を振りかけても美味♪魚介類の量を増やしたいときは、固形スープの素を加減しながら調味してください。
チダイの栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- チダイ(生)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 105kcal 水分 76.8g たんぱく質 19.4g アミノ酸組成によるたんぱく質 (16.0)g 脂質 2.4g トリアシルグリセロール当量 1.9g 飽和脂肪酸 0.59g 一価不飽和脂肪酸 0.68g 多価不飽和脂肪酸 0.60g コレステロール 74mg 炭水化物 0.1g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 (0)g 不溶性食物繊維 (0)g < 食物繊維総量 > (0)g 灰分 1.3g ナトリウム 75mg カリウム 390mg カルシウム 33mg マグネシウム 32mg リン 230mg 鉄 0.6mg 亜鉛 0.4mg 銅 0.03mg マンガン 0.01mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) 21μg ビタミンA(α-カロテン) (0)μg ビタミンA(β-カロテン) 0μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) (0)μg ビタミンA(β-カロテン当量) (0)μg ビタミンA(レチノール活性当量) 21μg ビタミンB1 0.03mg ビタミンB2 0.10mg ナイアシン(ビタミンB3) 4.7mg ビタミンB6 0.33mg ビタミンB12 3.0μg 葉酸(ビタミンB9) 3μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.49mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 2mg ビタミンD 2.0μg ビタミンE(α-トコフェロール) 1.3mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK (0)μg 食塩相当量 0.2g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 55% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし) - チダイ(生)のアミノ酸成分表(1) 可食部100g当たり
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アミノ酸成分表(1) 単位: /100g 水分 76.8g たんぱく質 19.4g アミノ酸組成によるたんぱく質 (16.0)g イソロイシン (890)mg ロイシン (1500)mg リシン(リジン) (1800)mg 含硫アミノ酸:メチオニン (600)mg 含硫アミノ酸:シスチン (230)mg 含硫アミノ酸 <合計> (830)mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン (770)mg 芳香族アミノ酸:チロシン (650)mg 芳香族アミノ酸 <合計> (1400)mg トレオニン(スレオニン) (850)mg トリプトファン (210)mg バリン (990)mg ヒスチジン (530)mg アルギニン (1200)mg アラニン (1200)mg アスパラギン酸 (1900)mg グルタミン酸 (2800)mg グリシン (990)mg プロリン (680)mg セリン (750)mg ヒドロキシプロリン (140)mg アミノ酸組成計 (19000)mg アンモニア – 剰余アンモニア – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
その他の魚類の平均値から推計 - チダイ(生)の脂肪酸成分表(1) 可食部100g当たり
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脂肪酸成分表(1) 単位: /100g 水分 76.8g 脂質 2.4g トリアシルグリセロール当量 1.9g 脂肪酸総量 1.88g 飽和脂肪酸 0.59g 一価不飽和脂肪酸 0.68g 多価不飽和脂肪酸 0.60g n-3系多価不飽和脂肪酸 0.51g n-6系多価不飽和脂肪酸 0.08g (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 – (12:0) ラウリン酸 – (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 69mg (15:0) ペンタデカン酸 7mg (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 350mg (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 16mg (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 130mg (20:0) アラキジン酸 9mg (22:0) ベヘン酸 – (24:0) リグノセリン酸 – (10:1) デセン酸 – (14:1) ミリストレイン酸 Tr (15:1) ペンタデセン酸 – (16:1) パルミトレイン酸 130mg (17:1) ヘプタデセン酸 20mg (18:1) <計> 410mg (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 58mg (22:1) ドコセン酸 25mg (24:1) テトラコセン酸 37mg (16:2) ヘキサデカジエン酸 – (16:3) ヘキサデカトリエン酸 – (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 – (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 25mg (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 5mg (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 – (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 19mg (20:2) n-6 イコサジエン酸 5mg (20:3) n-6 イコサトリエン酸 13mg (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 16mg (20:4) n-6 アラキドン酸 40mg (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 190mg (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 – (22:2) ドコサジエン酸 0mg (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 – (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 71mg (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 0mg (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 220mg 未同定脂肪酸 18mg () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし) - チダイ(生)の脂肪酸成分表(2) 脂肪酸100g当たりの脂肪酸組成表
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脂肪酸成分表(2) 単位: g/100g 脂肪酸総量 脂肪酸総量 783 飽和脂肪酸 244 一価不飽和脂肪酸 283 多価不飽和脂肪酸 248 n-3系多価不飽和脂肪酸 213 n-6系多価不飽和脂肪酸 35 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 – (12:0) ラウリン酸 – (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 3.7 (15:0) ペンタデカン酸 0.4 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 18.7 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 0.9 (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 7.1 (20:0) アラキジン酸 0.5 (22:0) ベヘン酸 – (24:0) リグノセリン酸 – (10:1) デセン酸 – (14:1) ミリストレイン酸 Tr (15:1) ペンタデセン酸 – (16:1) パルミトレイン酸 6.9 (17:1) ヘプタデセン酸 1.1 (18:1) <計> 21.7 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 3.1 (22:1) ドコセン酸 1.3 (24:1) テトラコセン酸 1.9 (16:2) ヘキサデカジエン酸 – (16:3) ヘキサデカトリエン酸 – (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 – (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6リノール酸 1.3 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 0.3 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 – (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 1.0 (20:2) n-6 イコサジエン酸 0.3 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 0.7 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 0.8 (20:4) n-6 アラキドン酸 2.1 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 9.9 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 – (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 – (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 3.8 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 0 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 11.5 未同定脂肪酸 1.0 () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし) - チダイ(生)の脂肪酸成分表(3) 脂質1g当たり
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脂肪酸成分表(3) 単位: mg/g 脂質 脂肪酸総量 783 飽和脂肪酸 244 一価不飽和脂肪酸 283 多価不飽和脂肪酸 248 n-3系多価不飽和脂肪酸 213 n-6系多価不飽和脂肪酸 35 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 – (12:0) ラウリン酸 – (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 29 (15:0) ペンタデカン酸 3 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 146 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 7 (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 56 (20:0) アラキジン酸 4 (22:0) ベヘン酸 – (24:0) リグノセリン酸 – (10:1) デセン酸 – (14:1) ミリストレイン酸 Tr (15:1) ペンタデセン酸 – (16:1) パルミトレイン酸 54 (17:1) ヘプタデセン酸 8 (18:1) <計> 170 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 24 (22:1) ドコセン酸 10 (24:1) テトラコセン酸 15 (16:2) ヘキサデカジエン酸 – (16:3) ヘキサデカトリエン酸 – (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 – (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 11 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 2 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 – (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 8 (20:2) n-6 イコサジエン酸 2 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 6 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 7 (20:4) n-6 アラキドン酸 16 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 77 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 – (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 – (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 29 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 0 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 90 未同定脂肪酸 7 () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)