クロセチンは、疲れ目からくる体のさまざまなトラブルに効果的な成分です。
クロセチンの栄養効果として、眼精疲労軽減、血流改善、疲れ目からくる肩こりの改善、光による目の障害の抑制、睡眠障害改善などが期待できます。
クロセチンの効能
眼精疲労軽減
クロセチンは分子量が小さいため、毛様体筋に直接働きかけ、コリをほぐして眼精疲労を軽減します。
また、鮭・イクラ・カニなどに含まれるアスタキサンチンには強い抗酸化力があるため、一緒に摂ることで互いに働き合い、眼精疲労を改善する効果がよりアップします。
血流改善
現代人は、紫外線・ストレス・排気ガス・喫煙などにより多くの活性酸素が体内に発生していると考えられますが、クロセチンは強い抗酸化力で体内の活性酸素を除去し、血流を改善します。
疲れ目からくる肩こりの改善
疲れ目がひどくなると、目の周りの筋肉だけでなく首周りの血流まで悪くなってしまい、肩こりにつながります。
クロセチンには血流を改善する効果があるため、眼精疲労の軽減だけでなく、肩こりを和らげてくれる効果もあります。
光による目の障害の抑制
マウスに強い光を照射したのち、クロセチンを投与したものを通常の光環境にて4日間飼育したとき、視細胞の萎縮と細胞死が抑制されたということが明らかとなっています。
これにより、クロセチンは光によるダメージから目を守り、さらには加齢黄斑変性症などの網膜障害を予防する可能性があると考えられています。
睡眠障害改善
睡眠に軽度の問題を感じている健常な男性にクロセチンを2週間摂取させたところ、クロセチン摂取後は中途覚醒回数が減少したことが明らかとなっています。また、自覚症状についても、クロセチン摂取前と摂取後では、目覚めの爽快感が増すなどの改善が示されています。
このことから、クロセチンには、質のよい睡眠をもたらして睡眠障害を改善する効果があるということが明らかになっています。