厚生労働省は、ホームページで「精神疾患で病院に通う患者数は、近年大幅に増加しており、平成23年は320万人を超えている」と報告しています。1996年には、43.3万にという報告がありますから実に20年で8倍近くまで増加しています。
一方、抗うつ剤の売上は1998年に145億円にしか過ぎなかったのが、2006年には870億円に膨れ上がり、2012年には1000億円を突破していると言われています。奇しくもこちらも基準年度が多少異なりますが、同程度の7倍以上の伸びです。
精神科医も副作用が少なくて効果のあるとされた選択的セロトニン再取り込阻害剤(SSRI)が発売されて以降の急激なうつ病患者増加の原因は、この薬の影響もあるのではないかと懸念を表明しています。また、別の精神科医は、一部の精神科医が薬を多用していると現実があるとして憂えています。
精神科に限らず薬の処方の基本原則は、種類はなるべく少なく、効果がないと見られる薬剤は中止することだといいます。うつ病の症状が治らないからとうつ病でもないのにたくさんの薬を処方する精神科医で診てもらうと、本当のうつ病、それも重度のうつ病になってしまうかも知れません。
実は、うつ病でないのにうつ病のような症状を示す病気に低血糖症があります。
低血糖症は、過度に等分を食べすぎたりすることで、すい臓がインスリン分泌を正常に分泌できなくなることで起こります。要はすい臓を酷使してしまったことが原因なので、食事療法で時間をかけて直していくことになります。
血糖値を安定させるために、低血糖症の食事療法には2つのポイントがあります。
- 血糖値の上がりにくい食品を食べる
- 食事の回数を多くする
分かりやすく言うと「あまいものはやめ、主食を減らしておかずを中心とした食事にする」ということです。
また、亜鉛はインスリンの分泌や、甲状腺ホルモンの正常な分泌に必要なミネラルです。
亜鉛に働きついては、亜鉛の効能 効果と注意点で詳しく説明しています。