ギムネマは、インドを中心に自生するギムネマシルベスタというガガイモ科のつる性植物です。葉の採取時期は9月〜2月頃で、つるごと採取した葉を乾燥し、番茶のようにして飲むのがギムネマ茶です。
ギムネマの効能
インドなどでは、ギムネマは糖尿病治療や肥満解消に作用するものとして古来より長く使われてきましたが、これには大きな根拠があります。
食物は、胃に入ると酵素によって分解され、ブドウ糖になります。ブドウ糖は小腸に送られ、小腸の酵素の働きで吸収されます。ギムネマには、この小腸の酵素の働きをブロックする働きがあります。つまり、
- 胃からブドウ糖が入ってきても小腸での吸収率が下がる
- ブドウ糖の吸収率が下がれば血糖値も上がらない
- 血糖値が上がらなければインスリンが過度に分泌されなくなる
- インスリンの分泌が抑制されれば、脂肪吸収作用が弱る
- 結果的に体内に脂肪が蓄積されにくくなる
というように、低インスリンをもたらすギムネマの作用は、ダイエットに非常に効果的といえるのです。
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さらに便秘解消にも
さらに、小腸で吸収されなかったブドウ糖は大腸まで進みますが、ここまで来たブドウ糖は、便通をよくする働きをします。
通常小腸で吸収され脂質となるブドウ糖ですが、大腸では善玉菌の栄養となります。すると、善玉菌が増えるどころか日和見菌まで味方につけ、腸の調子をよくします。その結果、ダイエット効果や、美肌の大敵ともいえる便秘を解消する効果があらわれるのです。
ギムネマ茶をいれるときは
ギムネマ茶はホットでもアイスでもおいしく飲めますが、茶葉が多すぎたり長時間抽出したりすると、苦みが出て飲みづらくなるので、薄めの味を好む方は注意しましょう。