体脂肪を落とすのに有効なのが有酸素運動。
でも、「有酸素運動で体重は減ったのに、逆に体脂肪が増えてしまった」という人もいます。
これはいったいなぜなのでしょうか?
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運動にはアミノ酸が有効
理由の一つとしては、アミノ酸不足が考えられます。
アミノ酸のなかでも、アルギニン・グルタミン・ヒスチジン・プロリン・グルタミン酸・イシロイシン・メチオニン・バリン・チロシン・フェニルアラニンなどは、有酸素エネルギーを産生します。酸素を使うミトコンドリア内でのエネルギー源であるATP産生の効率が極めてよく、運動にアミノ酸が有効な一つの証拠といえます。
ダイエットをしても体脂肪が減らない原因とは?
ダイエットをしたい一心で食事量を減らしたり、同じものばかり食べたりすると、体をつくるために必要なアミノ酸が不足してしまいます。すると、アミノ酸の貯蔵庫である筋肉の中のアミノ酸が分解されて、体のほかの場所へ運ばれたり、エネルギー源として使われたりしてしまい、その結果、筋肉が減り、体脂肪率の数値が上がってしまうのです。
見た目がやせて体重は減っても、スタミナまでなくなり、体調を崩す原因にもなってしまいます。
筋肉はある程度あったほうがいい
もし、体重は落ちてきたのに体脂肪が増えるようであれば、筋肉をつくる材料となるバリン・ロイシン・イソロイシンを積極的に補給してみましょう。筋肉はある程度あったほうが体の基礎代謝もあがり、効率よく脂肪が燃焼され、体脂肪が減りやすくなります。
これからは食べるダイエットへ
間違ったダイエットは、逆に体脂肪が増えてしまうだけでなく、筋肉や皮膚のハリがなくなり、若々しさまで失います。これからは、食べないダイエットからアミノ酸を食べるダイエットへシフトチェンジしましょう。