肝臓は沈黙の臓器と言われています。
日常生活ではなんともなくても病院で検診をうけたところAST、ALT値が高く、「肝臓が悪いのではないか?」と医者に指摘されて始めて、肝臓に異常があることに気づく人がほとんではないでしょうか。
人間ドックや健康診断でAST、ALTが高いからといって、ただちに肝臓の病気だとはいえず、なんともない場合があります。
しかし中には本当に肝臓の病気だという人もいます。そのときは幸いにも早期発見したのだから早く治療すればいいのです。
肝臓が悪い時の症状は?
一概には言えないのですがA、B、C型といった肝炎ウイルスに感染し急性肝炎になると、かぜに似た症状が現れます。それはカゼや胃腸の病気にかかったときと同じような症状が現れるといいます。
カゼのような症状が一週間出て、黄疸になるとはじめて肝臓の異常に気づくのが多いのです。
肝硬変などで肝臓障害が起こると、手の平の周りが鮮やかに真っ赤になってきます。しかしそれは肝臓病以外でも起こることがあるので、自己診断はしてはいけません。
くも状血管種といって、皮膚に赤い斑点のでることがあります。これはおできではなく、ふくらみません。
糸のように細い血管が皮膚の表面に細かく広がったものです。肝臓の働きが悪くなってホルモンバランスが崩れるためにおこると考えられ、大きさは数ミリから2、3センチ。これがたくさん首筋、胸、肩、腕にまで出てきて丁度クモが脚を広げているように見えるから、このように呼ばれます。
他にも症状がありますが、こんな症状が出てきたら病院へ行く事をおすすめします。
肝臓を病気にしないようにするには?
朝昼晩の食事をなるべく規則正しく取ることが大切です。
ビタミンも必要で、肝臓病の人は普通の人の2倍も3倍もビタミンを摂取し、時にはビタミン注射をすることがあります。そうしないと突然出血ということがあるようです。
正常な人もそうなのですが、「日頃の食生活が大事」ということでしょう。