気分の落ち込みが長く続くと、もしかしてうつ病なのでは?と余計不安になってしまいますよね。そこで、落ち込みの原因や、食事・日常生活の改善方法などについてご説明したいと思います。
うつ病の一般的な症状とは?
うつ病は一般に、憂鬱な気分・食欲不振・不眠・気力喪失・疲労感などが2週間以上続き、日常生活に支障をきたすような場合をいいますが、症状は個人差が大きいので、気がかりなときは専門医に診てもらいましょう。
原因としては、心身のストレスなどで脳内の神経伝達物質の働きがうまくいかなくなることではないかとみられています。
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神経伝達物質に関わる栄養素
また、栄養状態も関わりがあります。
神経伝達物質の合成に関与するビタミンB群の中でも、葉酸は不足するとうつ症状になりやすいことで知られており、実際に葉酸の補給で症状が改善するという例もあります。
さらに、ビタミンB6・D、魚の油に多いEPA・DHAなどのn-3系脂肪酸も、不足するとうつ病のリスクが高まると報告されています。
トリプトファンなどの必須アミノ酸も、精神を安定させる神経伝達物質セロトニンの原料として重要です。
どんな食品を摂ればいい?
葉酸は青菜やブロッコリーなどの緑黄色野菜に、ビタミンB6は魚・鶏肉・レバーに、ビタミンDは魚介や天日干しのきのこに、必須アミノ酸は肉・魚・乳製品・大豆製品・卵などに豊富です。こうした食品をバランスよく摂りましょう。
日光を浴びることも大切
ビタミンDは紫外線によっても合成されるので、戸外での散歩などもおすすめですし、適度な運動やリラックスできる時間の確保も症状の軽減に役立ちます。
また、体内リズムの調整には、朝日を浴びて朝食を摂ることが大切ですので、昼夜逆転の生活にならないように気をつけましょう。