口臭は自分では気が付かないうちに他人に大変な迷惑をかけてしまいます。
他人に迷惑をかける口臭、病気が原因のことも
健康を害する問題は少ないというものの、口臭のある約1割の人には病気が潜んでいる可能性があります。
- 呼吸器関連の病気
- 化膿性気管支炎、肺がん
- 歯科関連の病気
- 虫歯、歯周病
- 耳鼻咽喉関連の病気
- 慢性鼻炎、蓄膿症、慢性扁桃腺炎、咽喉頭がん
- 消化器関連の病気
- 胃炎、胃潰瘍、胃下垂、胃がん
- 代謝系関連の病気
- 糖尿病、肝硬変、慢性肝炎、肝臓がん
などが考えられます。
また、口臭が無いのに口臭があると思い込んでいる人もいます。いずれにしても気になる場合は、「口臭外来」のある病院で診てもらうと良いでしょう。
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中高齢者は口臭が強い人が多い理由
中高年になると、加齢で唾液の分泌量が減ること、そして歯周病が多く、これが悪化する人が多くなるため、他の年齢層よりも口臭が酷くなります。
口臭予防の第一歩は唾液
唾液の量が多いと口臭を軽減させることができます。
唾液の減少は、唾液が少なくなるだけのドライマウスという病気か、身体全体の分泌物が減少するシェーグレン症候群という病気であることがあります。後者の場合であっても重篤な症状や命に関わるような大きな病気ではありませんが、身体全体の不快な症状に悩ませられることになります。
日常生活での口臭改善方法
まず、歯に虫歯や歯周病があれば治療すること、唾液の量を増やすことです。そのためには歯科治療の他、歯みがきの励行、ガムをかんだり、食事に噛む回数を増やすなどを行います。タバコを吸うようであれば、タバコ自体に臭いがあり口臭と混じると口臭が酷くなるので禁煙しましょう。