これといった理由もないのになぜか寝つけないときってありますよね。
でも、早く寝なければとあせればあせるほど眠れなくなってしまいます。
こんなときはまず気楽に構えて、次の方法を試してみてはいかがでしょうか。
1. 足枕をする
足のむくみが原因で寝つきが悪いときは、枕を一つ足の下に当て、布団から20cmほど高くすると、下半身に滞っていた血液が上半身に戻りやすくなり、体全体のリラックスにもつながります。
ただし、枕は必ず普通のものを使いましょう。足枕専用のリング状のものは、一晩中足を上げて寝ることになり、逆に足を冷やしてしまうこともあります。
つまり、普通の枕なら、夜中の寝返りで自然にはずれていくのでかえって重宝というわけなのです。
2. ホットミルクを飲む
おなかがすいて眠れないとき、食欲にまかせてたくさん食べてしまうとさらに眠れなくなります。
こんなときは、ハチミツなどでほんの少し甘みをつけたミルクを温めて飲んでみましょう。胃腸の負担にならず、糖分が「食べた」という信号を満腹中枢に送るので、自然にまぶたが重くなっていきます。
3. 眠る2〜3時間前にストレッチをする
また、寝る前に軽いストレッチをするのもおすすめです。といっても、体を鍛えることが目的ではないので、動作は自由です。このようなちょっとした運動をすることで血行がよくなり、気分もスッキリすれば、心地よい眠りにつくことができます。
ただ、眠る直前に行なうと、体温が上がった状態になって、かえって眠気が飛んでしまうので、寝る2〜3時間前に行なうのが効果的です。
4. 寝る2時間前に入浴する
入浴は、血行を促進し、体内にたまった疲労物質を取り除いてリラックスさせてくれるため、快眠には不可欠ですが、そのタイミングが大切です。眠る直前の入浴は避けましょう。
入浴すると体温が上がり、眠りにつきにくくなります。体温はおよそ2時間で下がってくるので、就寝の2時間くらい前に入浴を済ませておくと、入眠しやすくなります。
5. 眠る前のテレビやパソコンを控える
テレビの画面やパソコン、スマートフォンなどのディスプレイ画面は、視覚を刺激するため、眠りを妨げる原因となります。つまり、あの電子的なチカチカした明かりが覚醒を促してしまうのです。
ごく自然に眠りにつきたいのなら、寝る直前までの楽しみは他のものから見つけましょう。
6. 食べものの力を借りる
眠れなくなったときになんとかするより、眠れなくなるのを防ぎたいという場合は、食べものの力を借りるのも効果的です。次の食材を積極的に摂るようにしてみましょう。
バナナ
バナナには、神経の興奮を抑えてリラックスさせる作用のあるマグネシウムの他に、睡眠を誘うセロトニンを作り出すトリプトファンとビタミンB6が含まれています。
レタス
レタスを切ったときに出る白い液は、ラクチュコピクリンというポリフェノールの一種です。このラクチュコピクリンには、メラトニンと似たような働きがあり、入眠作用や睡眠維持作用があります。
玄米
玄米に含まれるギャバには、神経の興奮を抑えてリラックスさせ、眠りを深くする作用があります。
美容・健康を保つのに睡眠は不可欠
睡眠不足は、肌荒れや肥満の原因にもなります。毎日ぐっすり眠って美容と健康を保ちましょう。