たらの芽には、β-カロテンやビタミンC・E、カリウム、食物繊維が含まれています。
たらの芽の効能
たらの芽は、日本をはじめとするアジア各地に分布しており、植物性油脂とタンパク質を含むため、「山のバター」ともいわれています。
冬の厳しい寒さを乗り越えた木が出した芽を採取するため栄養価が高く、特にβ-カロテンやビタミンC・Eが豊富で、ビタミンB1・B2もわずかに含まれています。
また、カリウムも多く、利尿作用や高血圧予防に効果的であるほか、たらの芽に含まれる苦味成分で、抗酸化作用のあるサポニンの一種エラトサイドが糖の吸収を抑制するため糖尿病によいとされ、茎や根の皮も古くから糖尿病の薬として煎じて利用されてきました。
そのほか、食物繊維の整腸作用・便秘解消・コレステロール減少・生活習慣病予防・がん予防などの効果も期待できます。
たらの芽は、顔を出したばかりの新芽で、太く新鮮なものを選びましょう。
パックのままなら、冷蔵庫に入れておけば数日はもちます。摘んできたものは、キッチンペーパーなどにくるんでポリ袋に入れてから冷蔵庫で保存します。
たらの芽の人気&簡単レシピ
たらの芽の天ぷら
ほろ苦さが魅力の山菜・たらの芽をサクサクの天ぷらに♪サクッと揚げるコツは、衣をつける順番と粉の種類にあり。たらの芽の苦味成分エラトサイドには、糖の吸収を抑えて血糖値を下げる効果があるので、糖尿病予防にもおすすめです。
たらの芽のごまごまマヨ和え
たらの芽の苦味に、胡麻とごま油の風味と旨味、さらにマヨのコクたっぷり。たらの芽には体内の余分なナトリウムを排出させるカリウムが含まれているので、血圧が高めな方やむくみが気になる方にもおすすめです。
たらの芽こんぶ茶ふりかけ
焼いたたらの芽に、こんぶ茶の風味がベストマッチ。お酒のおつまみにもぴったりです。βカロテンやビタミンC・E・Kを豊富に含むたらの芽を、手間なしで香ばしくとっても美味しくいただけます。
たらの芽の天ぷら風
たらの芽を天ぷらにしたいけど面倒…。そんなときにはこのレシピ。手間を省ける上に、揚げるよりヘルシー♪天ぷらとは違ったパリパリ感を楽しめます。油がはねるのを防ぐため、洗った後の水気はきちんと拭き取りましょう。トゲにも要注意。