「高脂血症」「高血圧症」「糖尿病」「肥満」、この4つが動脈硬化の危険因子と呼ばれています。危険因子があればあるほど、動脈硬化を引き起こす可能性は高くなります。
1日のエネルギー摂取量を抑える
動脈硬化の予防には、まず食生活の見直しが大切です。特に、体内で余分なコレステロールや中性脂肪がつくられるのを抑えるには、1日の摂取エネルギーを抑えることが基本です。そのうえで、高脂血症のタイプ(コレステロール値と中性脂肪値のどちらが高いのか)に合わせた食事の摂り方を工夫します。
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やってみよう!栄養バランス度チェック
まずは、自分の栄養バランス度をチェックしてみましょう。
□ 外食が多い
□ 濃い味付けが好き
□ ラーメンのスープは残さない
□ 調理済み食品を愛用
□ 果物はあまり食べない
□ パンにマーガリンをたっぷりぬる
□ 1回の食事をお菓子で済ませる
□ 食事を抜くことが多い
□ ジュースなどの清涼飲料水が好き
□ コーヒーには必ず砂糖を入れる
0〜1個 栄養満点
毎日の食事でバランスよく栄養が摂れています。
2〜5個 ややムラがある
食生活を見直し、しっかり栄養を摂りましょう。
6〜10個
好きなものを好きなだけ食べるのは控えましょう。
予防にはこんな食材を
動脈硬化の予防には、次の食材がおすすめです。
いわし・さんまなどの青背魚
不飽和脂肪酸のEPA・DHAを豊富に含んでいます。
食物繊維の豊富な野菜
腸内のコレステロールの吸収を妨げます。
しそ油・亜麻仁油
αリノレン酸が悪玉コレステロールを減らします。
適度な運動・禁煙も忘れずに!
運動で血流がよくなると、酵素が働いて中性脂肪や悪玉コレステロールを減らしてくれます。
また、タバコに含まれるニコチンもこれらを増やす原因になりますので、禁煙しましょう。