フコキサンチンは野菜・果物・海藻類に多く含まれるカロテノイドの一種で、オレンジ色の色素成分です。
フコキサンチンの栄養効果として、抗酸化作用、肥満・糖尿病・心筋梗塞・がんの予防、老化防止などが期待できます。
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フコキサンチンの効能
フコキサンチンはカロテノイドを豊富に含み、抗酸化作用を持っています。過剰に体内にあると老化の原因となる活性酸素を抑制するほか、血流をよくして心筋梗塞など心臓の血管に関わる病気を予防します。
フコキサンチンは人間の血液中ではフコキサンチノールとなり、肝臓でアマロウシアキサンチンに変わって脂肪細胞に届きます。脂肪には白色細胞と褐色細胞の2種類がありますが、余分なエネルギーを脂肪として体に蓄積させるのが白色脂肪細胞です。一方、褐色細胞は余ったエネルギーである脂肪を熱に変える働きを持ちます。フコキサンチンはこのうちの白色脂肪の燃焼を促すため、メタボリックシンドロームのリスクを下げる効果を期待できるのです。
また、フコキサンチンには糖の代謝を促進して血糖値を下げるアディポサイトカインの分泌を抑制する働きもあることから、糖尿病の予防効果も認められているほか、紫外線によって発生するコラーゲン分解酵素やコラーゲンの活動を阻害する活性酸素の働きを弱めて、肌の老化を防止する作用も持っています。
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