グリコーゲンは、多数のブドウ糖が複雑につながった動物性の多糖類です。
グリコーゲンの栄養効果として、エネルギー源、血糖値の調整、脳の活性化、集中力アップなどが期待できます。
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グリコーゲンの効能
エネルギーの貯蔵庫としての働き
食事などで摂取された糖質は消化・吸収されて血液中に取り込まれます。取り込まれた糖質の一部はすぐにエネルギー源として利用されますが、使われなかった分はグリコーゲンに合成されて体内で蓄えられ、血液中の糖質が減少してくるとグリコーゲンが分解されて糖質となります。
グリコーゲンが蓄えられる場所は主に筋肉と肝臓ですが、運動に関わるのは筋肉のグリコーゲンで、特にマラソンなどの持久性の運動にグリコーゲンからの糖の補給は不可欠です。運動前の筋肉のグリコーゲン貯蔵量と筋肉の持久力には高い相関性があるとされています。
筋肉のグリコーゲンは運動負荷後にのみ枯渇する一方で、肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、満タンになっていても補給しないと8時間ほどで空になってしまうので、夕食時にグリコーゲンを摂取しても翌朝にはほぼなくなってしまいます。このため、朝食をしっかり摂ることが大切です。
血糖値を調節する働き
血液中の糖が減少し、血糖値が低下してくると、肝臓に貯蔵されていたグリコーゲンが糖に分解されて血液中に放出されるため、血糖値を調節することができます。また、脳の活性化や集中力アップにも効果があるとされています。
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