おろしにんにくには、アリシンやモリブデン、セレンなどが含まれています。
おろしにんにくの特徴
おろしにんにくはにんにくをすりおろしたもので、チューブや瓶に詰めて販売されていますが、手づくりも可能です。ペペロンチーノやラーメンなどのアクセントとして活用されることが多いおろしにんにくですが、使い切れずに残った場合は、密封容器に小分けにして冷凍庫で保存すれば、においを抑えることができます。
おろしにんにくは、生のにんにくと同様にアリシンが摂取できます。このアリシンには殺菌・抗菌作用や整腸作用があります。
また、アリシンはビタミンB1と結合するとアリチアミンになります。アリチアミンはカロリー消費を助け、代謝をアップするので、ダイエットサポートにもおすすめです。さらに、アリチアミンは疲労回復にも効果を発揮し、免疫力を高めるため風邪をひきにくくなります。
ただ、チューブ入りのおろしにんにくには、カサ増し材料としてのでんぷんや粘りを出すためのソルビトール、アミノ酸などの調味料、酸味料、有機溶剤を用いて抽出する香辛料抽出物といった多数の添加物が使われているため、これらの体への影響が心配という場合は手づくりがおすすめです。
なお、にんにくの効能と注意点は、次の記事で紹介しています。
おろしにんにくの人気&簡単レシピ
鶏の唐揚げ
酒と玉ねぎのすりおろしを揉み込むことで、柔らかくジューシーに仕上がります。2度揚げ効果で、外側カリッと♪
胸肉やわらか鶏チャーシュー
火をしっかり通すために、鶏肉が浸かる小鍋を使用してください。お肉の大きさによっては火の通り具合が違うので、切ってみて生のようなら再加熱してください。
なすの挟み焼き(ニンニク味噌)
味噌ダレが焦げやすいので、タレを入れる時は弱火のままで。仕上げは強火で一気に!
時短ローストビーフ
しっかり火を通したい方は放置時間を長めにしてください。肉を常温に戻したり冷めるまで放置したりすると肉汁が出るのを防げますが、手軽さ重視の場合は省いてもかまいません。
アボカドクリームパスタ
残っていた牛乳を活用。小麦粉無しの牛乳だけでもアボカド効果でとろとろに♪やわらかめの熟したアボカドを使うことがポイントです。
おろしにんにくの栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
おろしにんにくの食品成分部分をクリックすると開閉します。
- おろしにんにくの成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 171kcal 水分 52.1g たんぱく質 4.7g アミノ酸組成によるたんぱく質 (2.9)g 脂質 0.5g トリアシルグリセロール当量 (0.3)g 飽和脂肪酸 (0.07)g 一価不飽和脂肪酸 (0.02)g 多価不飽和脂肪酸 (0.16)g コレステロール (Tr) 炭水化物 37.0g 利用可能炭水化物(単糖当量) (1.3)g 水溶性食物繊維 – 不溶性食物繊維 – < 食物繊維総量 > – 灰分 5.7g ナトリウム 1800mg カリウム 440mg カルシウム 22mg マグネシウム 22mg リン 100mg 鉄 0.7mg 亜鉛 0.5mg 銅 0.09mg マンガン 0.16mg ヨウ素 3μg セレン 4μg クロム 1μg モリブデン 6μg ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) – ビタミンA(β-カロテン) – ビタミンA(β-クリプトキサンチン) – ビタミンA(β-カロテン当量) 3μg ビタミンA(レチノール活性当量) Tr ビタミンB1 0.11mg ビタミンB2 0.04mg ナイアシン(ビタミンB3) 0.2mg ビタミンB6 – ビタミンB12 – 葉酸(ビタミンB9) – パントテン酸(ビタミンB5) – ビオチン(ビタミンB7) 1.0μg ビタミンC 0mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) – ビタミンE(β-トコフェロール) – ビタミンE(γ-トコフェロール) – ビタミンE(δ-トコフェロール) – ビタミンK – 食塩相当量 4.6g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
試料: チューブ入り - おろしにんにくのアミノ酸成分表(1) 可食部100g当たり
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アミノ酸成分表(1) 単位: /100g 水分 52.1g たんぱく質 4.7g アミノ酸組成によるたんぱく質 (2.9)g イソロイシン (84)mg ロイシン (160)mg リシン(リジン) (180)mg 含硫アミノ酸:メチオニン (46)mg 含硫アミノ酸:シスチン (52)mg 含硫アミノ酸 <合計> (99)mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン (120)mg 芳香族アミノ酸:チロシン (93)mg 芳香族アミノ酸 <合計> (210)mg トレオニン(スレオニン) (100)mg トリプトファン (49)mg バリン (140)mg ヒスチジン (64)mg アルギニン (750)mg アラニン (100)mg アスパラギン酸 (320)mg グルタミン酸 (750)mg グリシン (120)mg プロリン (72)mg セリン (130)mg ヒドロキシプロリン – アミノ酸組成計 (3300)mg アンモニア – 剰余アンモニア – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
試料: チューブ入り
にんにく(生)から推計 - おろしにんにくの脂肪酸成分表(1) 可食部100g当たり
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脂肪酸成分表(1) 単位: /100g 水分 52.1g 脂質 0.5g トリアシルグリセロール当量 (0.3)g 脂肪酸総量 (0.24)g 飽和脂肪酸 (0.07)g 一価不飽和脂肪酸 (0.02)g 多価不飽和脂肪酸 (0.16)g n-3系多価不飽和脂肪酸 (0.02)g n-6系多価不飽和脂肪酸 (0.14)g (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 (0)mg (12:0) ラウリン酸 (Tr) (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 (Tr) (15:0) ペンタデカン酸 (1)mg (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 (59)mg (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 (1)mg (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 (2)mg (20:0) アラキジン酸 (2)mg (22:0) ベヘン酸 (3)mg (24:0) リグノセリン酸 – (10:1) デセン酸 – (14:1) ミリストレイン酸 (0)mg (15:1) ペンタデセン酸 – (16:1) パルミトレイン酸 (2)mg (17:1) ヘプタデセン酸 (1)mg (18:1) <計> (12)mg (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 (1)mg (22:1) ドコセン酸 (Tr) (24:1) テトラコセン酸 – (16:2) ヘキサデカジエン酸 – (16:3) ヘキサデカトリエン酸 (0)mg (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 – (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 (140)mg (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 (17)mg (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 – (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 – (20:2) n-6 イコサジエン酸 (0)mg (20:3) n-6 イコサトリエン酸 (0)mg (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 – (20:4) n-6 アラキドン酸 (0)mg (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 (0)mg (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 – (22:2) ドコサジエン酸 – (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 – (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 – (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 – (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 – 未同定脂肪酸 (2)mg () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
試料: チューブ入り
にんにく(生)から推計 - おろしにんにくの炭水化物成分表(1) 可食部100g当たりの利用可能炭水化物及び糖アルコール
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炭水化物、糖アルコール 単位: /100g 水分 52.1g 単糖当量 (1.3)g でん粉 (0)g ぶどう糖 (Tr) 果糖 (0.1)g ガラクトース – しょ糖 (1.1)g 麦芽糖 (0)g 乳糖 (0)g トレハロース – <計>(利用可能炭水化物) (1.2)g ソルビトール(糖アルコール) – マンニトール(糖アルコール) – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
試料: チューブ入り
食塩相当量を引いた上で、にんにく(生)から推計