さやいんげんとは、成熟前のいんげん豆をさやごと若採りしたものをいいます。時期をずらして蒔くと長期間収穫できるため、四季豆、あるいは三度豆とも呼ばれています。
アミノ酸で疲労回復・美肌に効果を発揮
さやいんげんは植物性タンパク質が豊富で、ビタミンB1・B2・B6・C、カルシウム、鉄などもバランスよく含んでいます。アミノ酸の一種であるアスパラギン酸も含まれているので、新陳代謝を活発にして疲労回復を促進します。
また、穀類にはあまり含まれていないリジンというアミノ酸も含み、美肌づくりに役立ちます。
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生活習慣病に効果的な栄養素が豊富
さやいんげんには、アスパラガスの3倍ものβカロテンが含まれているので、活性酸素を除去してガン予防に大きな効力を発揮します。
種皮に多く含まれる食物繊維は、便通をよくし、毒素や老廃物を排出して、大腸ガン・動脈硬化・糖尿病の予防に有効です。
また、カルシウムとリンの含有量のバランスもよく、骨を強くしてくれるので、骨粗鬆症予防にも役立ちます。
美肌を叶える食べ合わせは?
さやいんげんは、豆腐やごまと一緒に摂るのがおすすめです。豆腐のリノール酸やカルシウム、ごまのオレイン酸やリノール酸、豊富なミネラルを加えることで、より高い美肌効果が期待できます。また、おからなどを合わせても効果があります。
鶏肉・アーモンドなどビタミンEやタンパク質を含む食品と組み合わせると、さやいんげんに含まれるリジンとの相互作用で美肌効果はさらにアップします。
ゆですぎず、ほかの食材の力も借りる
ゆですぎるとビタミンB1・B2・C、カリウムなどが流出してしまうので、ゆで加減には気をつけましょう。
また、βカロテンは脂溶性ビタミンですので、炒め物や天ぷらなど、油脂を含む食品と一緒に摂ると効果的です。