ヘム鉄は肉や魚など動物性食品に含まれ、野菜や海藻など植物性食品に含まれる非ヘム鉄よりも吸収率が3〜5倍高い鉄分です。
ヘム鉄の栄養効果として、貧血・肩こり・冷え性の予防・改善、成長促進、感染症予防などが期待できます。
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ヘム鉄の効能
ヘム鉄は、赤血球の中に含まれるヘモグロビンや筋肉中のタンパク質であるミオグロビンの成分となり、体内の各器官に酸素を運搬する役割を持っているので、鉄分を摂取することでヘモグロビンを増やし、血流を促進する効果を得ることができます。
そのため、ヘム鉄の不足は次のような症状を引き起こします。
貧血・肩こり・冷え性
女性の場合は特に毎月の月経により鉄分が失われるため、不足しがちになるといわれています。
不妊
鉄分が不足すると、子宮を妊娠しやすい状態にする働きを持つ黄体ホルモンの分泌が低下するため、妊娠できなくなる影響をもたらします。
赤ちゃんの発育不足
鉄分は人の成長にとって非常に重要な栄養素であるため、不足すると発育不足になります。そのため、妊婦・授乳婦にとっても欠かせない栄養素といえます。
感染症にかかりやすくなる
鉄分が不足すると白血球が作られず、病原体への攻撃力が低下するなどの弊害をもたらします。そのため、皮膚にカビが生えたり、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなったりするといわれています。
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