ハイビスカスはハワイ諸島やマスカリン諸島が原産のアオイ科フヨウ属の常緑中低木で、見た目にも美しい花として有名です。ハイビスカスにはたくさんの種類がありますが、ハイビスカスティーにするのは通常ローゼルという種類です。ハイビスカスティーはビタミンを豊富に含んでおり、クレオパトラも美を保つために愛飲していたといわれています。
ハイビスカスティーに期待できる効果・効能
美肌効果
ハイビスカスティーにはビタミンCが豊富に含まれているため、肌荒れの解消や美肌づくりに効果を発揮するといわれています。また、日焼けをしたときに飲むことでシミ予防の効果も期待できます。
疲労回復
ハイビスカスティーのほどよく爽やかな酸味はクエン酸からくるものです。クエン酸は、運動後やストレスなどで蓄積される疲労物質である乳酸を分解し、筋肉疲労の回復に効果を発揮するといわれています。また、クエン酸には代謝をアップさせる働きがあるため、血糖値の低下やダイエット効果も期待できます。
むくみ・二日酔いの解消
ハイビスカスティーには過剰なナトリウムを排出する働きがあるとされるカリウムが多く含まれているため、むくみや二日酔いの解消が期待できます。
貧血の予防・改善
ハイビスカスティーには鉄分も含まれています。血液中の鉄分が不足すると酸素が体に行き渡らず、疲れやすくなるなどの症状を引き起こします。
ハイビスカスティーの淹れ方・飲み方
ハイビスカスティーは甘い香りとは裏腹に非常に甘酸っぱいため、初めて飲む際はティースプーン1杯から味見をしつつ好みの濃さを見つけるのがおすすめです。また、甘味を少し足すと飲みやすくなります。抽出時間の目安は3~4分です。蒸らしすぎると酸味が増します。
シングルよりも甘味を加えたりブレンドしたりするほうが飲みやすくなるため、はちみつを加えたり、ローズヒップやオレンジピール、ジュース、ワイン、サイダーなどとブレンドするのがおすすめです。砂糖などの人工甘味料よりも、はちみつのほうが好相性です。
アイスでもホットでもおいしくいただけるので、季節やシーンによって飲み分ける楽しさもあります。
残ってしまったハイビスカスティーは、入浴剤として使用するとハイビスカスティーの成分が潤いのある肌を作ってくれるので、ぜひ捨てずに活用してみてください。また、塩と混ぜてバスソルトにするのも一案です。