ヒスチジンは青魚に多く含まれる必須アミノ酸の一種です。
ヒスチジンの栄養効果として、貧血の予防・改善、シミ・しわ・皮膚がんの予防、ストレス・慢性関節炎の緩和、脂肪燃焼、食欲抑制、肥満防止、脳梗塞予防などが期待できます。
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ヒスチジンの効能
ヒスチジンは赤血球の形成に関与するため、貧血を予防・改善します。
また、紫外線を防御する働きもあり、シミ・しわなどの肌トラブルや皮膚がんを防ぐという報告があるほか、ストレスや慢性関節炎を緩和する作用も認められています。
ヒスチジンは酵素の働きを借りて体内でヒスタミンを合成します。ヒスタミンは交感神経の働きを高め、血管を拡張して血圧を下げ、ストレスや関節炎を緩和します。また、脂肪細胞を刺激して脂肪を燃焼させるとともに、満腹中枢を刺激して食欲を抑制する働きもあり、肥満防止に効果がある成分としても知られています。
最近では、ヒスチジンは脳の神経を保護して脳細胞の働きを高め、脳梗塞などの予防になるという研究結果も出ています。
子どもはヒスチジンを体内で合成できないため、不足すると成長障害が起こります。また、大人であってもヒスチジンが不足すると、肌の健康が損なわれたり太ったりします。
しかし、過剰摂取するとヒスタミンの血中濃度が高まってしまうため、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を持つ人はかゆみや炎症などが強くなることもあります。
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