体のあらゆるトラブルに効果を発揮するツボ押しですが、手軽なわりに押す力の加減が難しいなど、いまひとつコツがつかみにくいと感じている人もいるのではないでしょうか。
そこで、簡単ですぐにでも試せるちょっとしたポイントをご紹介したいと思います。
力加減はどのくらいがベスト?
ツボ押しは、強すぎても弱すぎても効果がありません。少し痛いけれども気持ちいいという程度がベストとされています。かける力は3〜5kgを目安に、1カ所を3〜5秒くらい押し続けます。力加減は、ヘルスメーターを押して感覚を身につけましょう。
圧迫するときはゆっくりと力を加え、定まったところでそのままにし、力を抜くときもゆっくり行います。同じ場所を5〜6回繰り返して指圧すると効果的です。
呼吸に合わせることが大切
ツボを圧迫するときは、息を吐きながら力を加え、息を吸いながら圧力を抜くのがポイントです。
体の筋肉は、息を吸っているときは緊張していますが、息を吐いているときには緩んでいます。息を吸って筋肉が緊張しているときに圧力が加わると、血液の循環を妨げたり、筋肉を痛めたりして、指圧の効果がなくなるので気をつけましょう。
身近にあるものもツボ押しに有効
ツボ刺激は、指圧のように指で行わなければならないということはありません。足が疲れたとき青竹踏みをするように、ほかの道具を使っての圧迫や刺激でも、効果は期待できます。
強く押すのにあまり向かない筋肉のやわらかい場所は、つまようじを直径5cmくらいの束にして輪ゴムでとめ、ツボに垂直になるように当て、ツンツンと刺激するのがおすすめです。痛いと感じる場合は、尖っていないほうを使いましょう。
また、両手のひらにパチンコ玉をはさんでコロコロ転がせば、手のひらにあるツボの刺激になります。太っている人はツボを見つけにくく、刺激するのにも力がいるので、ゴルフボールを使うと便利です。
ほかにもボールペンやヘアピンなど、ツボ刺激に使えるものは意外と身近にあるので、ぜひ探してみましょう。
自分のツボはこうして見つける!
ツボの一覧表のようなものを見せられても、素人にははっきりわからないから、きちんとした治療にはならないのでは?と不安になってしまいますよね。それでも、だいたいの場所がわかっていれば、その付近を押していくことにより、どこか気持ちがよかったり痛かったりするところが見つかるので、そこがツボと考えればいいのです。
また、内臓の不具合から、皮膚の色が違って見える、肌がザラついている、ひんやりしている、ほてっているなど、ほかの部分と異なる状態が目に見えることもあります。そのあたりをマッサージしていれば、いずれ「ここだ!」というところが必ず見つかります。
耳ツボダイエット中も栄養補給を
「耳ツボダイエット」は、耳のツボを刺激して食欲を抑えるというダイエットですが、もちろんある程度の食事制限も必要です。その間、栄養不足にならないために、アロエ、プロポリス、プロテイン、アクティブ・プロバイオティクスなどをサプリメントで補給するのも良いでしょう。サプリメントは、できれば天然成分から作られたものがベターです。