日本で食べられている牛肉は、輸入牛と国内産牛に、国内産牛はさらに和牛と国産牛に分けられますが、それぞれの違いや特徴をご存知ですか?
牛肉の種類と特徴
輸入牛は、和牛や国産牛に比べて、どの部位もタンパク質含有量は上で、低脂肪・安価なのが魅力です。
和牛は、日本で飼育された肉専用種の肉で、味は一番ですが、不飽和脂肪酸やコレステロールが多くなります。
国産牛は、和牛以外の国内産肉です。赤身中心で、和牛より低カロリーです。
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種類や部位で違う栄養価
牛肉の栄養価は、輸入牛か国内産牛か、あるいは部位によって異なりますが、タンパク質は16〜22%含まれています。消化・吸収がよく、穀類に不足しているリジンも多く含まれ、非常に良質です。
脂肪の含有量は5〜31%と、タンパク質以上に幅があります。動物性脂肪やカロリーを制限している人は、脂肪の少ない輸入牛を、部位ではモモやヒレを利用しましょう。
ビタミンではB群、ミネラルでは鉄が多く、味覚を正常に保つ亜鉛なども期待できます。
野菜を組み合わせて栄養バランスをとろう
どの調理法でも、肉だけでは栄養が酸性に偏ってしまうので、ビタミンやミネラルの豊富な野菜類を組み合わせてバランスをとりたいものです。なかでも、肉料理のつけ合わせとして定番のジャガイモは強いアルカリ食品で、体内の酸化防止の意味でもまさにベストパートナーといえます。
また、肉のカロリーやコレステロールが気になるときは、網焼きにしたり、一度ゆでこぼしたりしてから利用すると、余分な脂肪が落ち、ヘルシーに食べられます。
牛乳アレルギーの人は肉にも注意!
なお、牛乳でアレルギーを起こす人は、牛肉にも注意が必要です。食べすぎないように気をつけましょう。