一般的に太っている方が、痩せているより圧倒的に不健康と考えられています。
しかし、ドイツのリューベック大学の研究によるとストレス状態にあるときは、太った人よりも痩せた人の方が不健康度は高いと言います。現代がストレス社会と言われる程、多くの人がストレスにさらされて生活していることを考えると気になる研究報告です。
なぜ、太った方が良いかというと、しっかり食べることで、ストレスを感じた脳が必要とする栄養素を十分に摂取できることになりますが、十分な栄養を摂らないと脳は筋肉や臓器などが必要とする栄養分やそこにある栄養分から必要な栄養分を補おうとするので内臓などの働きが弱るからということです。つまり。たくさん食べて太り気味の人は栄養不足でないので、身体が健康な状態で心が回復できるからということになります。
ストレスを感じると、食欲が増す人と、食欲がなくなる人の両方がいますが、健康の観点からは食欲が増す方が無くなるよりもベターと言うことになります。特に、痩せすぎタイプの人はストレスを感じた時には無理をしても食べないと体内の栄養分を脳に取られることで身体へのダメージが一層高くなります。平均寿命もやや太り気味の方が長いと言う統計データもあります。