イタヤ貝には、ビタミンB12やマンガンが含まれています。
イタヤ貝の栄養効果
イタヤ貝はイタヤガイ科イタヤガイ属の雌雄同体の二枚貝で、北海道南部から九州にかけての水深10〜100mの砂地に生息しています。イタヤ(板屋)とは板で葺いた屋根のことをいい、貝殻の文様がこの板葺き屋根に似ていることが名前の由来となっています。
大発生したりまったくいなくなったりと資源が不安定であるため、食用としてはローカルな存在で、島根県などでは養殖が試みられているものの、あまり盛んではありません。それでも味がよいため、大発生した際には食用として出回り、それなりの高値で取引されます。
イタヤ貝の可食部は主に貝柱の部分で、柔らかく甘味があるのが特長です。刺身のほか、貝殻のまま焼いたり蒸したりしても美味です。また、煮てもいい出汁がでます。栄養面では、ビタミンB12やマンガンなどが含まれているため、生殖機能の強化や貧血の予防に効果を発揮すると考えられます。
イタヤ貝の旬の時期は不明ですが、原則的に生きていて貝殻がしっかり閉じ、貝殻の表面につやがあるものを選ぶようにしましょう。
イタヤ貝の人気&簡単レシピ
イタヤ貝入り海苔わさびクリームパスタ
食べるときにわさびをよく混ぜると、おいしさアップ♪苦手な方は省いてもかまいません。貝は、ほたてやあさりでもOKです。
イタヤ貝の温野菜サラダ エスニックドレッシング
ピーナツバターは甘くない、粒々の入ったチャンク状のを使ってください。エビやチキンも合いますよ。
イタヤ貝のクリーム春巻き
グラタンのつもりで調理していたら、チーズとパン粉がなく、苦肉の策で作ってみたら意外と好評!マカロニ入れてもおいしそう♪
ポルチーニ イングリッシュマフィン イタヤ貝の貝柱入り
マフィンをトーストしてから具材をのせ、レンジでチンしても美味しいです。ポルチーニの戻し汁には旨みたっぷりなので、捨てずに一緒に使います。
イタヤ貝と赤パプリカのイタリアンパスタ
肉厚な赤色パプリカと冷凍イタヤ貝がとってもジューシー♪材料は炒めすぎず、塩味で味を調えてください。
イタヤ貝の栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- イタヤ貝(養殖・生)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 59kcal 水分 84.9g たんぱく質 10.8g アミノ酸組成によるたんぱく質 (7.8)g 脂質 0.8g トリアシルグリセロール当量 0.4g 飽和脂肪酸 0.13g 一価不飽和脂肪酸 0.07g 多価不飽和脂肪酸 0.21g コレステロール 33mg 炭水化物 1.5g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 (0)g 不溶性食物繊維 (0)g < 食物繊維総量 > (0)g 灰分 2.0g ナトリウム 450mg カリウム 260mg カルシウム 48mg マグネシウム 74mg リン 170mg 鉄 2.0mg 亜鉛 6.1mg 銅 0.10mg マンガン 4.90mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) 5μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) 9μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) – ビタミンA(β-カロテン当量) 9μg ビタミンA(レチノール活性当量) 6μg ビタミンB1 0mg ビタミンB2 0.20mg ナイアシン(ビタミンB3) 1.4mg ビタミンB6 0.07mg ビタミンB12 13.1μg 葉酸(ビタミンB9) 14μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.24mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC Tr ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.4mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK (0)μg 食塩相当量 1.1g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 65% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名:杓子貝(シャクシガイ)
廃棄部位: 貝殻 - イタヤ貝(養殖・生)のアミノ酸成分表(1) 可食部100g当たり
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アミノ酸成分表(1) 単位: /100g 水分 84.9g たんぱく質 10.8g アミノ酸組成によるたんぱく質 (7.8)g イソロイシン (390)mg ロイシン (680)mg リシン(リジン) (670)mg 含硫アミノ酸:メチオニン (240)mg 含硫アミノ酸:シスチン (140)mg 含硫アミノ酸 <合計> (380)mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン (330)mg 芳香族アミノ酸:チロシン (300)mg 芳香族アミノ酸 <合計> (630)mg トレオニン(スレオニン) (400)mg トリプトファン (92)mg バリン (400)mg ヒスチジン (200)mg アルギニン (730)mg アラニン (590)mg アスパラギン酸 (930)mg グルタミン酸 (1400)mg グリシン (770)mg プロリン (420)mg セリン (390)mg ヒドロキシプロリン (61)mg アミノ酸組成計 (9100)mg アンモニア – 剰余アンモニア – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名:杓子貝(シャクシガイ)
廃棄部位: 貝殻
軟体類の平均値から推計 - イタヤ貝(養殖・生)の脂肪酸成分表(1) 可食部100g当たり
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脂肪酸成分表(1) 単位: /100g 水分 84.9g 脂質 0.8g トリアシルグリセロール当量 0.4g 脂肪酸総量 0.42g 飽和脂肪酸 0.13g 一価不飽和脂肪酸 0.07g 多価不飽和脂肪酸 0.21g n-3系多価不飽和脂肪酸 0.18g n-6系多価不飽和脂肪酸 0.03g (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0mg (12:0) ラウリン酸 0mg (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 17mg (15:0) ペンタデカン酸 3mg (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 75mg (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 6mg (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 31mg (20:0) アラキジン酸 3mg (22:0) ベヘン酸 0mg (24:0) リグノセリン酸 0mg (10:1) デセン酸 0mg (14:1) ミリストレイン酸 0mg (15:1) ペンタデセン酸 0mg (16:1) パルミトレイン酸 32mg (17:1) ヘプタデセン酸 Tr (18:1) <計> 31mg (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 7mg (22:1) ドコセン酸 1mg (24:1) テトラコセン酸 Tr (16:2) ヘキサデカジエン酸 0mg (16:3) ヘキサデカトリエン酸 0mg (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0mg (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 8mg (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 8mg (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 0mg (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 18mg (20:2) n-6 イコサジエン酸 3mg (20:3) n-6 イコサトリエン酸 2mg (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 3mg (20:4) n-6 アラキドン酸 11mg (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 73mg (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 0mg (22:2) ドコサジエン酸 0mg (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0mg (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 4mg (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 3mg (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 76mg 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
別名:杓子貝(シャクシガイ)
廃棄部位: 貝殻 - イタヤ貝(養殖・生)の脂肪酸成分表(2) 脂肪酸100g当たりの脂肪酸組成表
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脂肪酸成分表(2) 単位: g/100g 脂肪酸総量 脂肪酸総量 519 飽和脂肪酸 167 一価不飽和脂肪酸 88 多価不飽和脂肪酸 263 n-3系多価不飽和脂肪酸 229 n-6系多価不飽和脂肪酸 34 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0 (12:0) ラウリン酸 0 (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 4.0 (15:0) ペンタデカン酸 0.7 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 18.0 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 1.3 (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 7.5 (20:0) アラキジン酸 0.7 (22:0) ベヘン酸 0 (24:0) リグノセリン酸 0 (10:1) デセン酸 0 (14:1) ミリストレイン酸 0 (15:1) ペンタデセン酸 0 (16:1) パルミトレイン酸 7.6 (17:1) ヘプタデセン酸 0.1 (18:1) <計> 7.4 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 1.7 (22:1) ドコセン酸 0.2 (24:1) テトラコセン酸 0.1 (16:2) ヘキサデカジエン酸 0 (16:3) ヘキサデカトリエン酸 0 (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0 (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6リノール酸 1.9 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 1.9 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 0 (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 4.4 (20:2) n-6 イコサジエン酸 0.7 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 0.5 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 0.8 (20:4) n-6 アラキドン酸 2.7 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 17.7 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 0 (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0 (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 1.0 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 0.8 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 18.3 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
別名:杓子貝(シャクシガイ)
廃棄部位: 貝殻 - イタヤ貝(養殖・生)の脂肪酸成分表(3) 脂質1g当たり
-
脂肪酸成分表(3) 単位: mg/g 脂質 脂肪酸総量 519 飽和脂肪酸 167 一価不飽和脂肪酸 88 多価不飽和脂肪酸 263 n-3系多価不飽和脂肪酸 229 n-6系多価不飽和脂肪酸 34 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0 (12:0) ラウリン酸 0 (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 21 (15:0) ペンタデカン酸 4 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 94 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 7 (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 39 (20:0) アラキジン酸 4 (22:0) ベヘン酸 0 (24:0) リグノセリン酸 0 (10:1) デセン酸 0 (14:1) ミリストレイン酸 0 (15:1) ペンタデセン酸 0 (16:1) パルミトレイン酸 40 (17:1) ヘプタデセン酸 Tr (18:1) <計> 38 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 9 (22:1) ドコセン酸 1 (24:1) テトラコセン酸 Tr (16:2) ヘキサデカジエン酸 0 (16:3) ヘキサデカトリエン酸 0 (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0 (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 10 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 10 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 0 (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 23 (20:2) n-6 イコサジエン酸 3 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 2 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 4 (20:4) n-6 アラキドン酸 14 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 92 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 0 (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0 (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 5 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 4 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 95 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
別名:杓子貝(シャクシガイ)
廃棄部位: 貝殻