山椒には、ジテルペンやフェランドレン、ゲラニオール、リモネン、サンショオールが含まれています。
山椒の効果
山椒は日本生まれのスパイスで、木の芽と呼ばれる若葉や熟した果実を乾燥させたものです。日本で主に栽培されているのは朝倉山椒ですが、花椒(ホワジャオ)と呼ばれる中国産のものは辛味が若干強く、ピリッとした辛味と独特のさわやかな芳香が特徴です。
山椒には胃腸を刺激して新陳代謝を高める作用があるとされ、古くから健胃、食欲増進、消炎、腸内ガスの排除などに用いられてきました。また、虫さされには葉をもんだ汁を患部に塗ると効果があり、入浴剤として用いれば肩こりや神経痛、リウマチなどの症状をやわらげるといわれています。
山椒は一度にたくさん食べるものではありませんが、含まれる主な成分としては、抗ウイルス作用があり胃酸過多を抑えるとされるジテルペンや、強壮作用が期待できるフェランドレン、抗感染作用・強壮作用があるといわれるゲラニオール、健胃作用や腹部の冷えの解消に役立つとされるサンショオール、免疫力を高めるリモネンなどです。
山椒の人気&簡単レシピ
ちりめん山椒
調理前にちりめんじゃこの塩加減を必ず確認。お湯をかけると柔らかめになります。硬めがお好みなら少し長めに炒めてください。ゆで山椒と調味料はお好みの分量でOK。
山椒香る塩唐揚げ
塩味でカリッとした唐揚げが食べたいという旦那さまのために。カリッと感のポイントは、多めにまぶす片栗粉。好みでレモン汁をかけるとさっぱりいただけます。
白麻婆豆腐(青唐辛子と山椒)
粗みじん切りにした鶏モモ肉の食感がゴロゴロ楽しい♪辛いのが苦手な方は青唐辛子の本数を減らしてください。花椒や山椒はお好みで。
納豆に山椒と海苔の佃煮
付属のタレやカラシは一度味見をしてから入れてください。佃煮と山椒の量にもよりますが、濃いめの味に仕上がります。
山椒れんこんチップス
ポイントは普段使わない山椒。レンコンが茶色くなり始めるくらいまで、しっかり揚げてください。