菊芋には、イヌリンやカリウム、食物繊維が多く含まれています。
その栄養効果として、ダイエット、高血圧・糖尿病予防効果などが期待できます。
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菊芋(きくいも)の栄養
菊芋はキク科ヒマワリ属の多年草で、食用とされるのは肥大した根の部分です。北アメリカが原産とされ、日本には江戸時代末期に家畜の飼料として導入されました。
菊芋に含まれる最も注目すべき栄養素は、「天然のインスリン」といわれる多糖類のイヌリンで、一般的なイモ類と違ってデンプンがあまり含まれていない代わりに、生の菊芋には15%前後のイヌリンが含まれているといわれています。
このイヌリンは、消化によってオリゴ糖の一種キクイモオリゴ糖となり、血糖値の異常によって起こる糖尿病などによい影響を与えるとされています。
イヌリンの栄養効果の詳細については、下記の記事も参考にして下さい。
また、菊芋はデンプンをあまり含まないため、イモでありながらじゃがいもの半分以下のカロリーしかありません。さらに、豊富なカリウムがナトリウムを排泄するため、高血圧予防に効果があるほか、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きも期待できます。
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菊芋の人気&簡単レシピ
ポークソーセージで菊芋ジャーマンポテト
名前は「いも」でも、糖質にでん粉を含まない菊芋を使ったジャーマンポテト。電子レンジを使うことが時短のポイント。菊芋にあらかじめ少し火を通しておくことで、時間とガス代を節約できる上に、好みの加減に焼きあげられます。菊芋の甘味とベーコンの旨味、そしてガーリックが絶妙!
菊芋のさっぱり酢炒め
ご飯を進める甘辛味が、お酢入りでさっぱり♪菊芋のシャキシャキ感を楽しむには、火を通し過ぎないことが大きなポイントです。天然のインスリンとも呼ばれる成分“イヌリン”が豊富な菊芋は、糖質制限中の方にもおすすめの食材。血糖値の上昇を抑えることから糖尿病などの生活習慣病予防をはじめ、更年期障害、肥満、便秘などにも効果的です。
菊芋のオーブンロースト
ローストした菊芋はお肉料理のサイドの付け合せにぴったりです。しっかり焼くと、ふわっと柔らかくとろけるような独特の食感に!菊芋には食物繊維のイヌリンの他、ビフィズス菌のエネルギー源となるフルクトオリゴ糖、活性酵素を除去するポリフェノール、老化や動脈硬化を予防するセレン、さらにはビタミン類や酵素も豊富。いろんな面から健康維持に大きく貢献してくれますよ。
菊芋が入手困難なら
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菊芋の栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
菊芋(塊茎・生)の食品成分部分をクリックすると開閉します。
- 菊芋(塊茎・生)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 35kcal 水分 81.7g たんぱく質 1.9g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0.4g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 14.7g 利用可能炭水化物(単糖当量) (2.8)g 水溶性食物繊維 0.5g 不溶性食物繊維 1.4g < 食物繊維総量 > 1.9g 灰分 1.3g ナトリウム 1mg カリウム 610mg カルシウム 14mg マグネシウム 16mg リン 66mg 鉄 0.3mg 亜鉛 0.3mg 銅 0.17mg マンガン 0.08mg ヨウ素 1μg セレン Tr クロム Tr モリブデン 2μg ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) Tr ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) Tr ビタミンA(レチノール活性当量) 0μg ビタミンB1 0.08mg ビタミンB2 0.04mg ナイアシン(ビタミンB3) 1.6mg ビタミンB6 0.09mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 20μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.37mg ビオチン(ビタミンB7) 3.7μg ビタミンC 10mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.2mg ビタミンE(β-トコフェロール) Tr ビタミンE(γ-トコフェロール) 0mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK (0)μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 20% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
廃棄部位: 表層
エネルギー: 暫定値 - 菊芋(塊茎・生)の炭水化物成分表(1) 可食部100g当たりの利用可能炭水化物及び糖アルコール
-
炭水化物、糖アルコール 単位: /100g 水分 81.7g 単糖当量 (2.8)g でん粉 (0.3)g ぶどう糖 (0.4)g 果糖 (0.4)g ガラクトース – しょ糖 (1.7)g 麦芽糖 (0)g 乳糖 (0)g トレハロース (0)g <計>(利用可能炭水化物) (2.7)g ソルビトール(糖アルコール) – マンニトール(糖アルコール) – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
廃棄部位: 表層
豪州成分表から推計
菊芋(塊茎・水煮)の食品成分
- 菊芋(塊茎・水煮)の成分表 可食部100g当たり
-
[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 28kcal 水分 85.4g たんぱく質 1.6g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0.5g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 11.3g 利用可能炭水化物(単糖当量) (2.2)g 水溶性食物繊維 0.5g 不溶性食物繊維 1.6g < 食物繊維総量 > 2.1g 灰分 1.2g ナトリウム 1mg カリウム 470mg カルシウム 13mg マグネシウム 13mg リン 56mg 鉄 0.3mg 亜鉛 0.3mg 銅 0.14mg マンガン 0.07mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) Tr ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) Tr ビタミンA(レチノール活性当量) 0μg ビタミンB1 0.06mg ビタミンB2 0.03mg ナイアシン(ビタミンB3) 1.2mg ビタミンB6 0.06mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 19μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.29mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 6mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.2mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK (0)μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 92% 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
廃棄部位: 表層
エネルギー: 暫定値 - 菊芋(塊茎・水煮)の炭水化物成分表(1) 可食部100g当たりの利用可能炭水化物及び糖アルコール
-
炭水化物、糖アルコール 単位: /100g 水分 85.4g 単糖当量 (2.2)g でん粉 (0.2)g ぶどう糖 (0.3)g 果糖 (0.3)g ガラクトース – しょ糖 (1.3)g 麦芽糖 (0)g 乳糖 (0)g トレハロース (0)g <計>(利用可能炭水化物) (2.1)g ソルビトール(糖アルコール) – マンニトール(糖アルコール) – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
廃棄部位: 表層
豪州成分表から推計
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