キダチアロエはアフリカ原産のユリ科の多年草です。古くから「アロエは医者いらず」といわれ、塗ることでやけどやすり傷の炎症を抑え、飲むことでさまざまな健康効果を得ることができるとされています。
「医者いらず」のさまざまな効果
「医者いらず」といわれるだけあって、キダチアロエには次の含有成分によるさまざまな効果が期待できます。
- アミノ酸など…美肌効果
- アロイン・アロエエモジンなど…胃腸病・心臓疾患の改善
- アロエシン・アロクチン・アロミチンなど…抗菌作用・抗がん作用
- アロエチンなど…解毒作用、免疫力向上
- アルボランA・Bなど…血糖値の抑制
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手作りキダチアロエ茶のレシピ
キダチアロエの鉢植えがあれば、キダチアロエ茶を手作りすることも可能です。
【作り方】
- キダチアロエの葉を必要な分茎から切り取ってきれいに洗い、水分を拭き取る。
- 葉についたトゲを取り、3~5mmに薄くスライスする。
- 晴天の日に天日干しする。
- カラカラに乾燥したら完成。
乾燥したものは湿気ないように缶や瓶、チャック付きポリ袋などで保存します。できあがってすぐに飲むより、半年ほど寝かせておいたほうが匂いも味もまろやかになります。また、キダチアロエをスライスした際に出る汁にもさまざまな成分が含まれているので、苦味が気になる場合は入浴剤代わりに使うのもおすすめです。
キダチアロエ茶のおいしい飲み方
キダチアロエ茶は単品でそのまま飲むには苦すぎますが、緑茶や烏龍茶、麦茶などとブレンドすることでおいしく飲めます。単品で飲む場合でも、はちみつなどで甘味をつけると飲みやすくなります。
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キダチアロエ茶はノンカフェインですが、子宮収縮作用や子宮充血作用があるため、妊娠中の女性や月経中の女性は摂取を控えるほうが無難です。
また、現在までに知られているキダチアロエの副作用には、激しい下痢や腹痛、腎臓障害のほか、結腸に穴が開いたり出血したりといった症状があります。
お茶の場合は直接食べる場合に比べて効果が穏やかなのでそれほど神経質になる必要はありませんが、念のため適量を守って飲用しましょう。
アレルギー体質の場合はまれにキダチアロエ茶でもアレルギー症状が出ることもあるため、注意が必要です。