金時人参には、β-カロテンやカリウム、葉酸、リコピンが含まれています。
金時人参(京人参)の効能
金時人参は京人参とも呼ばれるとおり、古くから親しまれてきた京野菜で、皮が赤く、普通のにんじんと比べると少し細身です。また、肉質がやわらかくて甘味があり、香気が高いのも特徴です。
鮮やかな色を活かして鍋の具やサラダにしたり、西洋にんじんと同様に炒め物やスープなどに利用したりと、幅広い用途があります。主に関西地方では、お正月のおせち料理によく使われています。
金時人参には、β-カロテンやカリウム、葉酸、リコピンが多く含まれており、特に葉酸の含有量は通常のにんじんの5倍といわれています。リコピンには高い抗酸化作用や脂肪燃焼効果があるため、美肌づくりだけでなく、生活習慣病予防にも役立ちます。
リコピンもカロテンの一種ですが、β-カロテンやビタミンEよりも強い抗酸化作用があるといわれています。また、がん予防やコレステロール値低下などにも効果を発揮すると考えられています。
金時人参(京人参)の人気&簡単レシピ
金時人参のきんぴら
ほっこり気分を味わって。金時人参の美味しさを生かしたやさしい味付けのきんぴらです。にんじんは皮も栄養豊富なので基本的には一緒に調理するのがおすすめですが、気になるようならむいてください。お好みで太白ごま油などでもOKですが、サラダ油を使った方が金時人参の風味を生かせます。お砂糖や白だしの分量は味を見ながら加減してください。
金時人参のお煮しめ
簡単な調味料でも、お出汁が良ければ人参の甘さがとても引き立ちます。おせちにもぜひ。冷めるとさらに美味しくなります。普通のにんじんと比べて5倍もの葉酸を含む金時人参は、妊婦の方も積極的に摂取したい食材。脂肪を燃焼させる効果があるリコピンも含まれているので、ダイエット中の方にもおすすめです。
金時人参のおかか煮
金時人参をシンプルな煮物に。大きめの輪切りにして、素材の香りと食感を楽しみます。より料亭風に仕上げたい場合は、白醤油でお試しを。少し濃いめかもしれないので、醤油の分量はお好みで調節してください。