キウイは、1日1個を目安に摂取するだけで1日の必要量の大半を補えるといわれるほど、ビタミンCの豊富なフルーツです。特にゴールドキウイは栄養価が高く、100g中に含まれるビタミンCは126mg、ビタミンEは2.7mgと、グリーンキウイの約2倍です。
高血圧予防・便秘改善に期待大
キウイには、ビタミンCとの相乗効果が期待できるβカロテンや細胞の老化を防止するビタミンE、高血圧予防に有効なカリウム、骨を丈夫にするカルシウム、食欲増進作用を持つクエン酸なども含まれています。強い抗酸化力が期待できるビタミンEは、黒い種子に豊富に含まれています。
また、水溶性食物繊維のペクチンも含まれているので、動脈硬化や高血圧の予防をはじめ、便秘改善効果も期待できます。
[スポンサーリンク]
消化を促進して胃もたれも軽減
食べたとき舌に感じる刺激の正体は、アクチジニンというタンパク質分解酵素です。アクチジニンは皮の近くに多く含まれており、タンパク質の消化を促進させる働きがあります。したがって、キウイを肉や魚と一緒に食べれば、消化を促進し、胃もたれなどが起こりにくくなります。
また、果肉の緑色は、貧血予防やコレステロール値の低下に効果的なクロロフィルによるものです。
おすすめの食べ合わせは?
キウイは、魚介類・肉類などのタンパク質と、緑黄色野菜・植物油・種実類などのビタミンEを組み合わせれば、キウイが持つ肌の改善作用と動脈硬化予防の効果がさらにアップします。
調理の裏ワザ
まだかたいキウイは、バナナやリンゴと一緒に袋に入れておくと、エチレンの作用で早く熟します。
また、豚肉などにキウイの果汁を振りかけると肉質がやわらかくなるので、かたい肉の下ごしらえにも最適です。