葛切りには、ダイゼインや炭水化物が多く含まれています。
その栄養効果として、筋肉の緊張緩和、エネルギー補給効果などが期待できます。
葛切りの効能
葛切りはくず粉を水で溶き、鍋に入れて透明になるまで煮て平たい麺状にしたものです。くずは繁殖力の強いマメ科の植物で、その根から精製されるでん粉がくず粉です。
筋肉の緊張を緩和し、炎症や熱を抑える働きのあるダイゼインという成分が含まれており、古くから葛根湯として漢方薬にも使われてきました。
現在は葛切りの生産量が少なく、製造に多くの手間がかかることから貴重な食材となっています。一般には乾燥品が多く出回っており、水でもどして鍋物の具にしたり、蜜をかけて食べたりします。市販品のなかには、ばれいしょでん粉などを混ぜて作られているものもあります。
乾燥品の葛切りは、開封前なら3年はもちます。湿気でかびないようにきちんと密閉し、直射日光を避けて冷暗所で保存しましょう。
葛切りの人気&簡単レシピ
葛切りサラダ
葛切りだと春雨サラダよりも水っぽくならず、味も吸収吸するので上手に作れます。食感もクセになります。きゅうりから水が出るので、葛切りはよく水を切ってください。
白菜と葛切りの中華風
味が濃くなりすぎるので、あまり煮込まないように注意してください。にんにくとしょうかはすりおろしではなく、チューブのもので十分です。
葛切りのマヨネーズサラ
特売していた葛切りを活用。塩・コショウはクレソル・黒胡椒に変えても美味しくできます。野菜もキャベツに限らず、いろいろアレンジしても楽しそうです。
葛きりのチャプチェ
フライパンの中身は具だけじゃなく、汁も全てボウルに入れます。豚肉も同じフライパンでそのまま炒められるので、手間を省力できますよ。
白菜と肉だんごのスープ煮 葛切り入り
肉だんごは、しっかり練って作ってくださいね。葛切りは乾燥品でも生のものでも、そのまま鍋に直接入れて煮ます。
葛切りの栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- 葛切り(乾)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 356kcal 水分 11.8g たんぱく質 0.2g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0.2g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 87.7g 利用可能炭水化物(単糖当量) 89.6g 水溶性食物繊維 0g 不溶性食物繊維 0.9g < 食物繊維総量 > 0.9g 灰分 0.1g ナトリウム 4mg カリウム 3mg カルシウム 19mg マグネシウム 4mg リン 18mg 鉄 1.4mg 亜鉛 0.1mg 銅 0.03mg マンガン 0.05mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) – ビタミンA(β-カロテン) – ビタミンA(β-クリプトキサンチン) – ビタミンA(β-カロテン当量) (0)μg ビタミンA(レチノール活性当量) (0)μg ビタミンB1 (0)mg ビタミンB2 (0)mg ナイアシン(ビタミンB3) (0)mg ビタミンB6 (0)mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) (0)μg パントテン酸(ビタミンB5) (0)mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC (0)mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) – ビタミンE(β-トコフェロール) – ビタミンE(γ-トコフェロール) – ビタミンE(δ-トコフェロール) – ビタミンK (0)μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定 - 葛切り(乾)の炭水化物成分表(1) 可食部100g当たりの利用可能炭水化物及び糖アルコール
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炭水化物、糖アルコール 単位: /100g 水分 11.8g 単糖当量 89.6g でん粉 81.5g ぶどう糖 0g 果糖 0g ガラクトース – しょ糖 0g 麦芽糖 0g 乳糖 (0)g トレハロース (0)g <計>(利用可能炭水化物) 81.5g ソルビトール(糖アルコール) – マンニトール(糖アルコール) – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
葛切り(ゆで)の食品成分
- 葛切り(ゆで)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 135kcal 水分 66.5g たんぱく質 0.1g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0.1g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 33.3g 利用可能炭水化物(単糖当量) 32.4g 水溶性食物繊維 0g 不溶性食物繊維 0.8g < 食物繊維総量 > 0.8g 灰分 Tr ナトリウム 2mg カリウム Tr カルシウム 5mg マグネシウム 1mg リン 5mg 鉄 0.4mg 亜鉛 Tr 銅 0.01mg マンガン 0.01mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) – ビタミンA(β-カロテン) – ビタミンA(β-クリプトキサンチン) – ビタミンA(β-カロテン当量) (0)μg ビタミンA(レチノール活性当量) (0)μg ビタミンB1 (0)mg ビタミンB2 (0)mg ナイアシン(ビタミンB3) (0)mg ビタミンB6 (0)mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) (0)μg パントテン酸(ビタミンB5) (0)mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC (0)mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) – ビタミンE(β-トコフェロール) – ビタミンE(γ-トコフェロール) – ビタミンE(δ-トコフェロール) – ビタミンK (0)μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 250% 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定 - 葛切り(ゆで)の炭水化物成分表(1) 可食部100g当たりの利用可能炭水化物及び糖アルコール
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炭水化物、糖アルコール 単位: /100g 水分 66.5g 単糖当量 32.4g でん粉 29.4g ぶどう糖 0g 果糖 0g ガラクトース – しょ糖 0g 麦芽糖 0g 乳糖 (0)g トレハロース (0)g <計>(利用可能炭水化物) 29.4g ソルビトール(糖アルコール) – マンニトール(糖アルコール) – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定