葉生姜には、ジンゲロールやショウガオールが多く含まれています。
葉生姜(谷中生姜)の効能
葉生姜(谷中生姜)は、種しょうがが発芽してまもない若い芽を葉ごと収穫したものですが、実際には葉は食べずに大きく育つ前の根を食用とします。しょうがの辛味を残しつつもさわやかな後味で、主に甘酢漬けにして魚料理に添えたり、天ぷらにしたりしますが、きれいに洗った生の状態で味噌をつけて食べることもあります。
葉生姜は新しょうがや根しょうがに比べて辛味が少ないため、しょうがが持つジンゲロールやショウガオールといった成分の含有量は少なめですが、辛味成分のジンゲロールによる抗菌・殺菌作用やがん予防、食欲増進、血行促進といった効果や、香り成分のショウガオールによる抗酸化作用が期待できます。
また、しょうがには一般的に体を温める効果があるとされていますが、生で食べることによって逆に体を冷やす効果もあるため、夏バテ解消に有効といえます。
葉生姜の旬は6〜8月頃です。根が小さくみずみずしいものを選びましょう。
保存するときは、葉と根を切り離し、葉はビニール袋に、根はぬれた新聞紙で包んで冷蔵庫で保管します。
葉生姜(谷中生姜)の人気&簡単レシピ
葉生姜の味噌マヨネーズ
辛い生姜、味噌の塩分をマヨネーズが和らげてくれるので、食べやすい♪辛いのが大丈夫な方は味噌だけでもOKです。味噌とマヨネーズは混ぜるとまた味が変わり、別々にした方が3つそれぞれの味を楽しめます。葉生姜には夏バテ解消や食欲増進に効果的な成分が含まれているので、暑い時期にもおすすめ。ただし、ビールの飲みすぎには要注意です!
葉生姜の巻き巻きフライ
葉生姜を豚肉で巻いてサッパリとしたフライに。しょうがで血行促進&豚肉で疲労回復!お肉は厚いものだと巻きにくく火も通りにくいので、薄切りを使ってください。おたふくソースやマヨネーズ、ごま味噌などお好みのものをつけて召し上がれ♪
葉生姜ご飯
簡単!おいしい!大好評♪旬の「久能葉生姜」を使用して作った葉生姜ご飯です。もちろん他の葉生姜でもOK。葉生姜には食欲を増進させたり、体を冷やしたりする効果があるので、夏バテ対策にもおすすめ。おいしい葉生姜の見分け方も参考になりますよ。
葉生姜(谷中生姜)の栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- 葉生姜(根茎・生)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 11kcal 水分 96.3g たんぱく質 0.5g アミノ酸組成によるたんぱく質 (0.4)g 脂質 0.2g トリアシルグリセロール当量 (0.1)g 飽和脂肪酸 (0.05)g 一価不飽和脂肪酸 (0.04)g 多価不飽和脂肪酸 (0.04)g コレステロール (0)mg 炭水化物 2.1g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 0.1g 不溶性食物繊維 1.5g < 食物繊維総量 > 1.6g 灰分 0.7g ナトリウム 5mg カリウム 310mg カルシウム 15mg マグネシウム 21mg リン 21mg 鉄 0.4mg 亜鉛 0.4mg 銅 0.05mg マンガン 4.73mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) 4μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) 4μg ビタミンA(レチノール活性当量) Tr ビタミンB1 0.02mg ビタミンB2 0.03mg ナイアシン(ビタミンB3) 0.3mg ビタミンB6 0.08mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 14μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.07mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 3mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.1mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0.4mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK Tr 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン 0.2g テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 40% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: 盆しょうが、はじかみ
廃棄部位: 葉及び茎 - 葉生姜(根茎・生)のアミノ酸成分表(1) 可食部100g当たり
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アミノ酸成分表(1) 単位: /100g 水分 96.3g たんぱく質 0.5g アミノ酸組成によるたんぱく質 (0.4)g イソロイシン (16)mg ロイシン (24)mg リシン(リジン) (12)mg 含硫アミノ酸:メチオニン (5.4)mg 含硫アミノ酸:シスチン (5.9)mg 含硫アミノ酸 <合計> (11)mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン (16)mg 芳香族アミノ酸:チロシン (15)mg 芳香族アミノ酸 <合計> (31)mg トレオニン(スレオニン) (23)mg トリプトファン (7.2)mg バリン (22)mg ヒスチジン (9.8)mg アルギニン (31)mg アラニン (23)mg アスパラギン酸 (120)mg グルタミン酸 (59)mg グリシン (19)mg プロリン (14)mg セリン (40)mg ヒドロキシプロリン – アミノ酸組成計 (470)mg アンモニア – 剰余アンモニア – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: 盆しょうが、はじかみ
廃棄部位: 葉及び茎
06103しょうが根茎生から推計
硝酸イオン: 0.2 g - 葉生姜(根茎・生)の脂肪酸成分表(1) 可食部100g当たり
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脂肪酸成分表(1) 単位: /100g 水分 96.3g 脂質 0.2g トリアシルグリセロール当量 (0.1)g 脂肪酸総量 (0.13)g 飽和脂肪酸 (0.05)g 一価不飽和脂肪酸 (0.04)g 多価不飽和脂肪酸 (0.04)g n-3系多価不飽和脂肪酸 (0.01)g n-6系多価不飽和脂肪酸 (0.03)g (4:0) 酪酸 (0)mg (6:0) ヘキサン酸 (0)mg (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 (2)mg (10:0) デカン酸 (0)mg (12:0) ラウリン酸 (10)mg (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 (5)mg (15:0) ペンタデカン酸 – (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 (32)mg (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 – (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 (5)mg (20:0) アラキジン酸 – (22:0) ベヘン酸 – (24:0) リグノセリン酸 – (10:1) デセン酸 – (14:1) ミリストレイン酸 – (15:1) ペンタデセン酸 – (16:1) パルミトレイン酸 (6)mg (17:1) ヘプタデセン酸 – (18:1) <計> (32)mg (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 (2)mg (22:1) ドコセン酸 (0)mg (24:1) テトラコセン酸 – (16:2) ヘキサデカジエン酸 – (16:3) ヘキサデカトリエン酸 – (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 – (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 (32)mg (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 (9)mg (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 – (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 (0)mg (20:2) n-6 イコサジエン酸 – (20:3) n-6 イコサトリエン酸 – (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 (0)mg (20:4) n-6 アラキドン酸 (0)mg (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 (0)mg (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 – (22:2) ドコサジエン酸 – (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 – (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 (0)mg (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 – (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 (0)mg 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
別名: 盆しょうが、はじかみ
廃棄部位: 葉及び茎
米国成分表から推計