葉ネギには、ミネラルやビタミン類、食物繊維、硫化アリル(アリシン)が多く含まれています。
長ネギと葉ネギの違い
一般にネギ(長ネギ、白ネギ)と言っているのは根深ネギのことです。ネギの成長に合わせて土を盛って育て、白い部分を多くして、この白い部分を食します。
葉ネギは、土を盛らずに育てるので、緑の部分が多いネギです。緑色の部分も白の部分も全部食べます。関西以西の西日本では一般的なネギです。
この記事では、葉ネギ・小ネギついて記述しています。
『根深ネギ(長ネギ・白ネギ)』の効能とレシピはこちら
また、小ネギも葉ネギの一種です。葉ネギを若いうちに採取したものが小ネギで、万能ネギ・細ネギとも呼ばれます。
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葉ネギの効能
葉ネギには、根深ネギ(長ネギ・白ネギ)と比べてミネラルやビタミン類が多く含まれています。若採りした小ネギには、更に豊富な栄養素が含まれています。
成分 | 根深ネギ | 葉ネギ | 小ネギ |
---|---|---|---|
カリウム | 200mg | 260mg | 320mg |
カルシウム | 36mg | 80mg | 100mg |
鉄 | 0.3mg | 1.0mg | 1.0mg |
β-カロテン | 82μg | 1500μg | 2200μg |
ビタミンA | 7μg | 120μg | 190μg |
ビタミンB1 | 0.05mg | 0.06mg | 0.08mg |
ビタミンB2 | 0.04mg | 0.11mg | 0.14mg |
ビタミンC | 14mg | 32mg | 44mg |
ビタミンE | 0.2mg | 0.9mg | 1.3mg |
ビタミンK | 8μg | 110μg | 120μg |
葉酸 | 72μg | 100μg | 120μg |
ビタミンAはレチノール活性当量
栄養価を考えると、葉ネギも積極的に食べるのが良いでしょう。
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葉ネギの人気&簡単レシピ
葉ネギは関西から西の地域で一般的に食べられるネギで、代表品種は京都の九条ネギです。小ネギで有名なのは福岡の博多万能ネギがあります。
葉ネギの選び方は、葉先から根本までピンと伸びていて、葉の緑色が鮮やかなものが良いでしょう。保存方法は、湿らせた新聞紙に包んで冷蔵庫で保存します。
葉ネギの主な調理法は、薬味、焼き物、煮物、揚げ物、鍋物、炒め物、汁の具などです。
おすすめレシピ
生のまま食べると、栄養素たっぷりの葉ネギの栄養をまるごと摂取できます。やわらかい葉ねぎが手に入ったら、さっぱり風味の酢味噌和えはお勧めです。葉ネギから出た水分で、調味料が少し薄まってソースっぽくなります。酢味噌の味を見てから、ねぎを入れましょう。すりゴマをかけても美味しい、ジューシーなレシピです。
葉ネギの風味とツナの旨みが美味しい和風パスタ。ささっと作れて、味付けも簡単なレシピです。使う葉ネギは九条ネギなど。なければ万能ネギ(小ネギ)やワケギでもokです。水と油がとろっと白っぽくなるまでよく混ぜると、味が絡みやすいです。お醤油は塩加減をみて、お好みに量を加減しましょう。
シンプルな味付けの葉ネギのぬた。葉ネギのかわりにワケギや白ネギの青い部分でも作れます。柚子の皮が無いときには、代わりに辛子を少し入れても美味しいです。お母さんの味のレシピです。
柚子こしょうの香りが食欲を誘う九条ネギと豚肉の炒め物です。栄養価的にも葉ネギと豚肉の相性はばっちり!豚肉にはビタミンB1が豊富含まれているので、ビタミンB1の吸収を助ける硫化アリル(アリシン)をたっぷり含んだ葉ネギと一緒に食べることで、疲労回復・体力増強の効果が増します。
九条ネギとキノコの風味が美味しいレシピです。九条ネギはさっと炒めて栄養価を逃さないようにしましょう。パパッと簡単に作ることができる上に、素材の味が味わることができて、とても美味しいと評判です。余ってしまった九条ネギの大量消費レシピとしても使えます。
ネギ嫌いでも大丈夫!九条ネギが甘くなって美味しい和え物です。卵の黄身で味がマイルドになり、九条ネギの歯応えが食感を良くします。ささっと出来て、栄養たっぷりの九条ネギをいっぱい食べることができる健康レシピです。
小ネギ(万能ネギ)を最後まで美味しくいただくための保存方法。植物は呼吸で二酸化炭素を作るので、それを逃がすため袋の下は開けたままにするのがポイントです。使い切る前にシナシナになってしまった小ネギを見るのは悲しいもの。最後まで美味しくいただきましょう。調理の際の手間を事前にしておくことで、便利に使えるようになりますね。
シンプルで美味しい小ネギの卵焼き。小ネギと白だしの味の組み合わせは最強との評判です。大根おろしとも合いそうです。上品な味と、しっかりした食べ応えで、子供のお弁当にもぴったりの一品です。
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