レモンティーはレモンの果実のスライスまたは果汁を入れた茶飲料です。アメリカにルーツを持つ紅茶の飲み方といわれ、主に淹れた紅茶にレモンを加えますが、台湾などでは淹れた緑茶にレモンを加える場合もあります。現在では、紙パックやペットボトル入りの商品が販売されています。
カリフォルニアのおしゃれな飲み物
レモンティーは、日本ではストレート、ミルクと並んで紅茶の代表的な飲み方のひとつとなっています。サンキストが日本におけるレモン消費量を増やすために、カリフォルニアの一部の農家の紅茶にレモンを入れるという習慣を女性誌に掲載したことがきっかけとなり、日本ではカリフォルニアのおしゃれな飲み物というイメージからレモンティーが飲まれるようになりました。
レモンティーに期待できる効果・効能
レモンに含まれるクエン酸には新陳代謝および基礎代謝を活発にする働きがあるといわれていることから、疲労回復やダイエットなどの効果が期待できます。
ちなみに、レモンには体を温める成分として知られるビタミンPも含まれていますが、果汁を入れただけのレモンティーの場合の効果は微妙といえそうです。
レモンティーのおいしい作り方
アイス
氷を入れたグラスに紅茶を注ぎ、レモンの果汁を加えて混ぜたら、グラスにスライスレモンを飾り、好みでガムシロップを加えます。氷に加え、レモンの成分と紅茶の色素が反応して色が薄まってしまうので、濃く抽出しておくのがポイントです。
ホット
予め熱湯を入れるなどして十分に温めておいたティーカップに紅茶を注ぎ、スライスレモンを浮かべ、好みで砂糖を加えます。ホットの場合もレモンの成分と紅茶の色素が反応して色が薄まってしまうので、多少濃く抽出します。
このように、なんとなくおしゃれで体にもよいレモンティーですが、クエン酸の化合物であるクエン酸カリウムは利尿剤として使われることもあるほか、レモン100gあたりに130mgものカリウムが含まれているため、高い利尿作用があると考えられます。一度に多量に摂取するのは避け、一日に少しずつこまめに飲むようにしましょう。