食事系ダイエットの成功に不可欠なキーワード、それは血糖値です。血糖値の上昇・降下を緩やかにすることこそ、やせやすい体を作るカギとなります。
1日3食、規則正しく
朝食を抜くと、朝起きてから昼食までずっと体のエネルギー不足が続きます。さらに、昼食で一気に跳ね上がった血糖値はその後急激に低下しますが、このときの血糖値の変動が大きいほど、食後2〜3時間の空腹感がより強くなり、ストレスの原因になります。
体は寝ている間にもエネルギーやビタミン、水分を大量に消費しているため、それらを朝食できちんと補うことが大切です。
また、食事を抜くことが習慣化してしまうと、体は守りの体制に入り、エネルギーをためこもうとします。この正体こそが脂肪です。食事は1日3回規則正しく摂りましょう。
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「食べ順」のルールを守る
最近よく聞く「食べ順」も重要です。おすすめの順番は、汁物→野菜→豆・肉・魚・卵など→ご飯です。
(1)汁物
温かい汁物で消化器を温めて消化・吸収をよくします。また、水分がお腹を満たすので一石二鳥です。
(2) 野菜
食物繊維が腸内に長くとどまり、糖質や脂質の吸収を抑えます。また、よくかんで食べることで満腹中枢も刺激します。
(3) 豆・肉・魚・卵など
タンパク質を先に食べると胃に負担がかかりやすいので、このタイミングで摂ります。
(4)ご飯
炭水化物は最後に摂ることで血糖値の急激な上昇を抑え、吸収された糖質が脂肪に変換されるのを防ぎます。
時間をかけてゆっくり食べる
食べ順を守っていても、早食いでは意味がありません。野菜は5分ほどかけ、よくかんで食べることで効果が表れます。食事はなるべく30分以上かけてゆっくり摂りましょう。
また、満腹中枢は視覚的な情報からも刺激を受けるため、「ながら食べ」もNGです。