つるむらさきには、β-カロテンやビタミンC、カルシウムが含まれています。
つるむらさきの効能
つるむらさきはホウレンソウの近縁種で、東インド、熱帯アジア地方が原産です。日本へは江戸時代に観賞用として伝わりましたが、1970年代の中国野菜ブームによって食用として普及しました。以前は独特のぬめりと香りにクセがあるため敬遠されがちでしたが、健康野菜として注目を浴びてからは人気が高まっています。
つるむらさきは、活性酸素を除去してがんや老化を予防するβ-カロテンやビタミンCを豊富に含んでいます。
また、100g中のカルシウムの含有量は同量の牛乳よりも多いため、骨を丈夫にし、骨粗鬆症を予防するのにも役立ちます。
そのほか、免疫機能を高めてウイルス感染から体を守ったり、抗酸化作用でがんを予防したりするゲルマニウムや、同じく免疫機能を高めて胃の粘膜を保護し、腸内環境を整えてコレステロールを排出するジオスコラン、整腸作用により動脈硬化・糖尿病・がんを予防する食物繊維も含まれています。
つるむらさきは、葉が肉厚でやわらかく、全体的に緑が鮮やかで濃いものを選びます。特に茎がしなやかで固すぎず、切り口がきれいなものがおすすめです。
乾燥しないよう、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存できますが、鮮度が落ちやすいため、2〜3日で使いきりましょう。
つるむらさきの人気&簡単レシピ
つるむらさきとゆで卵のサラダ
ビタミンCやカロチン、鉄分やカルシウムなどが多い健康野菜つるむらさきを、たっぷり食べて元気モリモリ!ゆで卵入りでこどもも大好きなまろやかな仕上がりです。疲労回復効果があるビタミンB群も含まれているので、食欲がなくなる暑い夏場にもおすすめです。
つるむらさきの胡麻マヨ和え
胡麻マヨのおかげでつるむらさき独特のクセが軽減。砂糖を増やして甘くしたり、すり胡麻をたくさん入れてさらに香り豊かにしたり、お好みに仕上げてください。しょうゆの代わりにオイスターソース、豆板醤なども合うようですよ。
茹でつるむらさき
ラーメン屋さんのサイドメニューを再現した一品。ピリリときかせたラー油が、お酒のお供にもぴったり。風邪予防や美容効果のビタミンC、がん予防のビタミンA・カロチン、骨や歯を丈夫にするカルシウム、貧血対策の鉄分など、栄養満点なつるむらさきをシンプルにたくさん食べられます♪
つるむらさきと卵のあっさり塩炒め
ほうれん草と比べてビタミンA・Cが約1.2倍、カルシウムはなんと約4倍!他にもカロチン、鉄分などを含むつるむらさきに、栄養価が高い卵を合わせて。ふわふわ卵のコツは必読!